ARTA
2020 AUTOBACS SUPER GT
Rd.7 ツインリンクもてぎ
GT300 予選レポート
高木の代理の松下が見事なコントロールで決勝12番手から
先週、岡山国際サーキットで行われたスーパー耐久に出場していた高木真一は、レース中にクラッシュしてしまい負傷してしまった。そのためチームは、ヨーロッパ帰りの松下信治を急遽起用することになった。松下はARTAが長年サポートしているドライバーだ。
松下のレース歴は20年以上あるものの、ツーリングカーを運転するのはこれが初めてだ。しかし、松下は初めての車を見事にコントロールし、今朝のフリー走行でルーキーテストをクリアしてレース出場が確定した。
チームはセットアップを進めつつ、松下の慣熟走行とセットアップを進めた。Q1は大湯都史樹にステアリングを委ねた。今回の予選もA組、B組に分かれ、ARTAはB組での出走だ。第7戦はウェイトハンディが半減されるものの、まだ57kgのウェイトを積んでいる。そんな状況でも大湯は6番手のタイムを叩き出し、Q2の松下につないだ。
松下は今朝初めて運転したばかりの車を見事にコントロールし、12番手のタイムを記録した。チームは高木の一日も早い回復を祈りつつ、明日の決勝は戦略で上位に進出出来るように今から準備を進めている。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「松下は初めてのツーリングカーでこのタイムを出せたのは素晴らしいね。松下は決勝で徐々に慣れてくると思うので、明日のレースが楽しみだね」
岡島慎太郎エンジニアのコメント
「午前はバランスも良く、そんなに悪い印象はありませんでした。予選の大湯はベストの結果を出してくれたと思います。そして今回ツーリングカーが初めての松下は大湯の0.5秒落ちで走ってくれて、初めてにしては素晴らしいパフォーマンスだったと思います。スタートのポジションは12番手ですが、レースは挽回出来るように戦略を考えます」
大湯都史樹選手のコメント
「車は部分的に問題があったものの持ち込みのセットは非常に良く、良い状態で予選を迎えられましたが、ウェイトが重かったというのと、ブリヂストン勢にとっては難しい予選だったと思います。決勝に向けては自信がありますし、ボクも松下さんもパフォーマンスが高く走れたと思うので、良い結果を出せるように明日に向けて準備したいと思います」
松下信治選手のコメント
「あまり考えずに自分のドライブをしようと思っていました。まだ詰めないといけない部分は沢山あるんですけど、周りの評価は別として、ミスもしなかったので自分としては合格だったと思います。明日は手堅く行きつつ、チームのチャンピオンシップも考えアグレッシブに行きたいです」
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