ADVICS muta Racing INGING 2020スーパーGT第7戦もてぎ 予選レポート

ADVICS muta Racing INGING

SUPER GT 第7戦
FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300KM RACE

ツインリンクもてぎ
予選:11月7日
天候:晴れ
コース状況:ドライ

予選:26位

 シリーズ終盤の第7戦は、ツインリンクもてぎ(栃木県)で開催。9月の第4戦に続き2度目のSUPER GTレースとなる。例年であれば最終戦として開催されるためノーウェイトハンディの250kmレースとなるのだが、今年はこれまでのウェイトハンディは半分、そしてレース距離も300kmとなった。今回のウェイトは35kgと比較的軽量のため、前回鈴鹿の2位に続き好結果を残したいところだ。

 今回のレースも、有観客であるが人数は絞られ、チームスタッフの人数制限、さらには参加者全員がレースの2週間前から毎日症状確認の報告を行うなど徹底した感染予防対策を実施した。またサーキット入場時には検温を行うなどの措置が取られた。

 レース直前の4日、Bドライバーの小高一斗が40℃近くの高熱を出したため、チームはGTアソシエイションのガイドラインに従い小高の出場を見合わせ、Cドライバーとして登録していた堤 優威を起用することとした。小高は翌日には熱も下がりPCR検査も陰性で大事には至らなかった。

 7日は朝からまずまずの天気とあって、熱心なファンが朝早くからサーキットに詰めかけた。9時5分から行われた公式練習では、阪口と堤が周回を重ねたが、車両のバランスが今ひとつでドライバーの思った通りのコントロールが出来ず、トップタイムから1秒388差の1分48秒288で18位にとどまった。

 午後の公式予選Q1はAグループに区分され、気温19℃、路面温度24℃の13時30分に10分間のセッションが始まった。阪口がコースインし4周目に1分48秒246で11位、さらに翌周に1分48秒181へタイムアップを果たすが11位という順位は変わらず、トップ8が進出できるQ2へ駒を進めることはできなかった。

明日の決勝レースは26番グリッドからのスタートとなる。

2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)
2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)
2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)
2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)

阪口良平
「今までの予選の中で一番フィーリングの良くない結果です。前回の鈴鹿まで上り調子だったのですが、今回はクルマの安定性が良くなく、満足な予選アタックができませんでした。決勝レースでは予選ほど攻めた走りをする必要はありませんので、明日までに原因を究明して決勝レースに必要なクルマの性能を100%引き出したいと思っています」

堤 優威
「思いがけないかたちで今回ドライブすることになりました。今年はコロナの影響で他のチームからチャンスをもらいすでにレースに出ていたのであまりプレッシャーはありませんでしたが、テスト以来久々にマザーシャシーのマシンを走らせてみるとすごくピーキーで、公式練習では4コーナーでスピンを喫してしまいました。MC86はとても楽しみにしていたパッケージだったのですが決勝は不安です。車のフィーリングが改善されればちゃんと走れますので、頑張ります」

田中耕太郎チーフエンジニア
「今日の予選は残念ながら話にならないような結果になりました。明日もコースにとどまるのがやっとだったという内容にならないように出来る限りの手を打ちます。今回MC86をレースで初めてドライブする堤選手は、クルマがちゃんとしていれば問題なく走れるドライバーですが、明日は辛いレースになるかもしれません」

2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)
2020年スーパーGT第7戦もてぎ ADVICS muta 86MC(阪口良平/堤優威)


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