K-tunes RACING
Round.5
富士 決勝
2020.10.3-4
FUJI SPEEDWAY
|第5戦|富士スピードウェイ|
昨日の予選の速さを見失い決勝は悔しい26位に沈む
2020 AUTOBACS SUPER GT 第5戦は、10月4日、富士スピードウェイで決勝レースが開催されました。K-tunes Racingの#96 LEXUS RC F GT3は、前日の予選、7位という想定以上の好結果を得ていました。
苦手とする富士で発揮できた速さに、決勝レースへ向けてチームの期待感は高まっていました。しかも条件が整っていたのです。予選3位から6位のマシンは大量のウエイトが積まれていて、レース後半になるとタイヤが厳しくなることが予想できました。
さらに決勝当日、朝まで雨が降り、その雨は止んだものの雲が空を覆い、日差しが遮られて気温は20°Cを少し超えた程度。その気候もまた、K-tunes Racingに味方するはずでした。今シーズンはこれまで無観客での開催でしたが、今大会で解禁となりました。
入場者数を制限しているため、いつものように満員ではありませんが、グランドスタンドの観客の姿は、やはりスポーツイベントにとって大きなエネルギーとなりました。新田守男選手のドライブで決勝レースをスタートしました。
スタート直後、GT500クラスのマシンがクラッシュし、いきなりセーフティカーとなります。再スタートは6周目で、そこから新田守男選手が順位を上げていくはずでした。
しかしペースが上がりません。前のマシンから少しずつ遅れ始め、逆に後ろのマシンからアタックを受けます。通常なら有効なブロックをするところですが、残念なことにブロックする速ささえもありませんでした。11周目に8位、12周目に10位、16周目には13位にまで順位を落としてしまいます。
22周目に阪口晴南選手へとドライバー交代しますが、タイヤを新品へ交換してもペースは上がらず、苦しい展開へ。30台中27位というポジションでレースが進みます。
しかもピット作業では、本来完全に分けて作業しなければならないタイヤ交換と給油を、メカニックの連携ミスから重複させてしまい、ドライブスルーペナルティを受けることに。結局、トップから2周遅れの26位でチェッカーを受けました。
ペースが悪かった原因は、タイヤのグリップがなかったこと。そのグリップ性能を引き出すための何かが、K-tunes Racingに不足しているのでしょう。次戦はチームが得意とする鈴鹿サーキットです。阪口晴南選手のホームコースで、速さを取り戻すことができるか?今シーズンの結果を大きく左右する一戦になりそうです。
監督・選手コメント
TeamDirector 影山正彦
昨日の予選の速さがあれば、いい結果を出せると思っていたんですが、実際には厳しい結果になりました。ペナルティを受けることになったピット作業を含めて、しっかり検証して、次のレースに臨みたいと思います。
Driver 新田守男
タイヤのグリップがなくて、ペースが悪かったので、苦しいレース展開になりました。ブロックする速さすらなかったので、抵抗できませんでした。本来の速さを取り戻すために、やることはまだまだ一杯残っていますね。
from K-tunes RACING 2020スーパーGT第5戦富士 決勝レポート
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