Round.4もてぎ 予選
2020.09.12-13
TWIN RING MOTEGI
難しいコンディションのなか見事な快走で予選6位獲得
シーズンは、早くも折り返し点となる4戦目。例年は寒さを感じる最終戦が行われるツインリンクもできが、今回の舞台です。まだまだ秋というには早い、残暑厳しい気候も、もてぎで経験するのは初めてです。LEXUS RC F GT3の特性にマッチしないコースレイアウトであり、ツインリンクもてぎは、これまでも苦戦してきました。それでも昨年の最終戦では阪口晴南選手がオーバーテイクショーを演じ、3位表彰台を獲得しました。
開幕戦からタイヤのデータ不足に苦しんできたK-tunes Racingですが、一戦一戦、レースを経験するとともに着実にデータを積み重ねてきました。ダンロップタイヤの特性や使い方など、ノウハウを得ています。またダンロップタイヤも進化しています。RC F GT3というマシンとのマッチングが高まれば、速さも、耐久性も、向上することは間違いありません。
予選直前、土曜日の午前中の練習走行は、ウエットから路面が乾いていくコンディションになりました。繰り返しタイヤを短いスパンで交換し、チェックしていきましたが、最終的に阪口晴南選手が3番手タイムをマーク。久々にタイミングモニターの上位に表示されたのです。
そして午後の予選、天候はわずかに肌に感じるほどの降雨で、阪口晴南選手はドライタイヤでQ1へ向かいました。開始早々コースアウトしたマシンによって赤旗中断。再開後、阪口晴南選手は真っ先にコースイン、低い路面温度の中、タイヤを温めてタイムアタックへ。そして予選Q1、B組のトップタイムをマーク! 今年初めて96号車が一番上の列に陣取りました。Q1とはいえ、チームは盛り上がりました。
予選Q2が始まる頃には雨が強まり、はっきりと目で判るような霧雨となりました。悪化したコンディションのなか、新田守男選手がアタックしました。それでもQ2後半には雨も弱まり、次第に路面は少しずつ乾き、それにともなって各車のタイムも周回を重ねるほど速くなっていきました。
新田守男選手も何度かトップ3に入れたものの、後続のマシンに更新され、結果として6番手となりました。それでも今シーズン最高の結果で、予選を終えることができました。決勝レースは、苦しかったシーズンを一気に挽回するチャンスです。
■コメント
新田守男
「路面コンディションが悪くなってタイヤが温まり切らずに、ちょっと残念な予選でした。阪口選手がQ1でトップタイムを獲ったように、マシンもタイヤも戦えるレベルだと思うので、決勝レースでは結果を残したいですね」
阪口晴南
「少し濡れている感じの路面ということもあって、ダンロップタイヤの特徴を生かして、トップタイムを獲ることができました。明日の決勝レースも雨予報ですけど、そうしたコンディションになれば十分に戦えると思います」
from K-tunes Racing 2020スーパーGT第4戦もてぎ 予選レポート
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