2020年スーパーGT第5戦ツインリンクもてぎの決勝を終え、GT300クラスで勝利を挙げたLEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥と、自身初優勝を飾った菅波冬悟が、無交換作戦を成功させた決勝レースを振り返るとともに、タイトル争いに向けた決意とシリーズ後半戦への展望を語った。
蒲生尚弥
「とりあえずホッとしている、というのが今の気持ちです。今年は結構、勝てそうなレースもあったんですが、いろいろなことが重なって結果が出ないことが続いていた。それが払拭できて本当に良かったなと思ってます。レース展開は前半でセーフティカーが入ったのも僕らにとっては良い展開になって、それで(タイヤ無交換の)ピット作業で前に出ることができた。でも後半のスティントでまたセーフティカーが出て、今度は後ろとのギャップがなくなったときはちょっとドキドキしましたけど、そこは前だけを見て最後まで走り切ることができました」
「昨日の走行であまりドライの条件では連続して走行はできなかったですけど、そのときのタイヤの状態を見て、ブリヂストンさんとも相談をして『(無交換)いけるね』となりました。なので事前に決めていたわけじゃなく、昨日決めました」
「次の富士もまた気を引き締めて、今までのようにミスなく、最後まで諦めることなく、走り切りたいと思います。レース中でもスタンドで観客の方が応援してくれているのはいつも目に入っていて、ここまでそれがなく寂しい思いをしながら走ってたので、またその光景が戻ってくるのはとてもうれしいですし、また皆さんの前で良い走りができるように頑張りたいと思います」
菅波冬悟
「ありがとうございます、まずは本当に速いマシンを作ってくれたチームと、最後まで戦える素晴らしいタイヤを提供してくれたブリヂストンさん、そして何よりも普段から応援していただける皆さんにお礼をお伝えしたいです。ありがとうございました。フリープラクティスとQ1と、走ってみて僕たちがすごく調子が良いのはわかってたんですけど、ちょっとQ2は天候が不安定で、僕らにとっては良くない方向へとコンディションが行ってしまった。その状況で予選ポジションが13番手とかなり厳しいものになってしまったんですけど、作戦もしっかりハマりましたし、レースになってミスなくチームも作業をしていただいたりとか、最後に蒲生選手の素晴らしい走り、お手本になる走りを見せていただいて、すべてが上手くいって優勝という結果に繋がったのかな、と」
「予選13番手からなので、これは奇跡のように思う方もいらっしゃるかもしれないですけど、僕たちの中では本当に調子の良いのも分かってたし、しっかり作戦がハマればここまで来れると信じて戦ってました。本当にうれしい気持ちで一杯ですし、初優勝はできましたがここからシーズンの折り返しなので、チャンピオン目指して頑張っていければなと思います」
「折り返しということで、タイトルに向けてはここからの後半戦でポイントを重ねるのが重要だと思いますし、今回勝てて良かったですが、また富士では切り替えて。チームとしてもドライバーとしても最善を尽くして良い結果で終われるように頑張りたいと思います。新型コロナ(ウイルス/COVID-19)の影響で、しばらく無観客が続きましたし、寂しい中でのレースでしたので、またお客さんが入って皆さんの前で走れることを楽しみにしています。ファンの方の前で良い走りができるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願い致します」
from 蒲生尚弥「タイヤ無交換は昨日決めました」/スーパーGT第4戦 GT300優勝会見
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