第4戦
FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300KM RACE
ツインリンクもてぎ
9月12日(土)
天候:曇り コース状況:ドライ
予選:19位
第4戦の舞台は今季初開催となるツインリンクもてぎ(栃木県)。これまでの3戦ですべて完走を果たしているものの、ポイントを獲得できたのは第2戦富士のみ。もてぎは、短いストレートを90度ターンでつないだストップ&ゴーのコース。さらに下りの長いバックストレートの先も90度ターンになっており、ブレーキやタイヤに厳しいコースとも言える。チームにとり初めてのコースであり、今回もセットアップに時間を要すことになる。
今回のレースも、無観客、チームスタッフの人数制限、さらには参加者全員がレースの2週間前から毎日症状確認の報告を行うなど徹底した感染予防対策を実施した。またサーキット入場時には検温を行うなどの措置が取られた。もてぎは2009年以降最終戦として開催されてきたこともあり、この時期にGTレースが開催されるのは2008年以来12年ぶり。さらにウエイトを搭載してレースを行うのも12年ぶりとなる(最終戦は全戦に出場した車両はノーウエイトとなる)。
12日朝に行われた公式練習は、各車がコースインして間もなく弱い雨が降り始め、コースはウエットコンディションに。阪口がセッティングを確認しながら走行を続けていたが、セッション途中にフロントサスペンションにトラブルを抱えたこともあり、その修復に時間を要し1時間35分間の枠をフルに使い切ることができなかった。またセットアップが決まらずこのセッションは21位にとどまった。
午後の公式予選Q1はAグループに区分され14時30分に始まった。雨がパラパラと降り始め、コースはうっすらと濡れている程度。気温25度、路面温度29度と予想より涼しいコンディションとなった。Aグループは15台で上位8番手まではQ2に進出することができる。
Q1は阪口がドライタイヤでコースイン。このセッションで阪口は4周目に1分49秒063のベストタイムをマークするも8番手とはわずか0.093秒差で10番手にとどまりQ2進出はならなかった。明日13時にスタート予定の決勝レースは19番グリッドからポイント獲得を目指して追い上げる展開となる。
■コメント
阪口良平
「朝の公式練習でトラブルがあって、セットアップの時間がないまま予選を迎えることになりました。持ち込んだタイヤは今日の温度レンジに入っていないこともあって、計測していてもタイムは安定しているものの一発のタイムが出ず、8番手に0.1秒足りず(小高)一斗につなげることができませんでした。明日は切り替えて走るしかありません。86でもてぎは初めてなのでデータ取りの繰り返しになりましたが、今日しっかり分かった部分もあります。しかし残念な結果になりました」
小高一斗
「公式練習は2ラップだけしか走れませんでしたが、思っていたより気温が低くコースにタイヤが合ってなさそうな印象を受けました。予選は厳しい結果になってしまいました。決勝レースは今日より天気が良さそうなので、一発というよりもレースを長い目で見て、ドライバーもチームもミスをしないようにして行けば、最後の最後には上のポジションに上がれると思います」
チーフエンジニア 田中耕太郎
「ドライコンディションのセットアップが何もできずしんどい予選になりました。クルマを煮詰めきれず良くない方向に行ってしまいましたね。これから明日に向けてセットアップのやり直しです。明日は気温も路面温度も上がるという予報ですが、私たちとしては上がってもらった方がありがたいですね。できればポイント獲得圏内までは行きたいと思っています。頑張ります」
from ADVICS muta Racing INGING 2020スーパーGT第4戦もてぎ 予選レポート
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