スーパーGT:PACIFIC – D’station Racing、ティームの代役としてコッツォリーノを起用

 スーパーGT GT300クラスに参戦するPACIFIC – D’station Racingは7月17日、スーパーGT第1戦富士で藤井誠暢のパートナーとして、WEC世界耐久選手権で活躍してきたケイ・コッツォリーノを起用するとチームのSNS上で発表した。

 アストンマーティン・バンテージAMR GT3で参戦するPACIFIC – D’station Racingは、今季藤井のパートナーとして、当初アストンマーティンワークスドライバーのニッキー・ティームを登録しており、公式テストもそのまま登録を続けていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響による水際対策のため、ティームは7月14日の時点で、来日できないことを明かしていた。そのため、代わりとなるドライバーに注目が集まっていたが、この日、チームはコッツォリーノを代役として起用することを発表した。

 すでにコッツォリーノは鈴鹿で行われたタイヤメーカーテストで、PACIFIC NAC D’station Vantage GT3をドライブしているという。WECではフェラーリを駆りミシュランを履いた実績もあり、今季からPACIFIC NAC D’station Vantage GT3が履くミシュランの経験もある。

「スーパーGT参戦は2年ぶりですが、今回は“新しい挑戦”だと思っています」とコッツォリーノはチームのFacebookページにコメントした。

「PACIFIC – D’station Racingは非常にプロフェッショナルで、経験豊富なスタッフも多く、藤井選手を中心にまとまっていると感じました。また、今はリモートという形ですが、イギリスのアストンマーティン・レーシングとの連携も取れていて、まさにワークス体制のような感触を得ました」

「また僕はFIA WECでミシュランタイヤを履いており、今回アストンマーティンとミシュランの組み合わせは初めてですが、WECで得た感触と似ている部分も多数感じることができました」

「今回は無観客開催ということで、ファンの皆さんと接することはできませんが、その分、皆さんにとって“面白いレース”をしたいと思っています。長いレースですし、スタートからバトルやオーバーテイクがたくさんあるような、テレビにたくさん映るようなレースがしたいですね(笑)。ぜひ最後まで応援よろしくお願いします」

PACIFIC NAC D'station Vantage GT3と藤井誠暢、ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC D’station Vantage GT3と藤井誠暢、ケイ・コッツォリーノ


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