スーパーGT:GT300チャンピオン、ARTAにJVCケンウッドが協賛。連覇挑戦をサポートへ

 株式会社JVCケンウッドは、2019年のスーパーGTでGT300クラスチャンピオンを獲得し、2020年は王者として同シリーズを戦うARTAに協賛すると発表した。

 ARTA(オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)は1997年に、元F1ドライバーの鈴木亜久里と株式会社オートバックスセブンが、「世界に通用する日本人ドライバーの育成」をスローガンに立ち上げたレーシングドライバー育成プロジェクトだ。

 国内最高峰GTシリーズであるスーパーGTには、シリーズの前身であるJGTC全日本GT選手権時代の1998年から参戦を開始。現行シリーズ移行後の2007年に伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組がGT500クラスのシリーズチャンピオンを獲得した。また、GT300クラスには1999年に初参戦し、2002年シーズンに新田守男/高木真一組がチーム初タイトルを掴んでいる。

 それから17年後の2019年、ARTAは高木/福住仁嶺のコンビでふたたびGT300クラスの王座を獲得した。まもなく開幕を迎える2020年シーズンに向けては、ベテラン高木のチームメイトとして大湯都史樹が加入。新しいコンビながらディフェンディングチャンピオンとして、毎ラウンド激戦が繰り広げられるGT300クラスで連覇を狙う。

 そんなARTAに協賛することをアナウンスしたJVCケンウッドは、オートモーティブ分野においてカーナビゲーションやカーオディオ、ドライブレコーダーなどのアフターマーケット商品を展開している。同社ではこれらの車載用機器と、いわゆる“箱レース”と呼ばれる市販車ベースのGTシリーズの親和性が高いことを理由にARTAへのサポートを決定したという。

 JVCケンウッドは今後、ARTAが走らせるARTA NSX GT3やドライバーが着用するレーシングスーツ、さらにメカニックの耐火スーツなどの『KENWOOD』のロゴを掲出し、同ブランドのプレゼンス向上を図っていく。



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