いよいよ7月18〜19日に富士スピードウェイで迎える2020年スーパーGT第1戦富士。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、本来4月に開幕するはずが、大幅にずれこみ7月にシーズンが開幕する異例のスケジュールとなったが、第1戦を前に、各チームにはブルテンでさまざまなレギュレーションの変更が告知されている。
2020年の開幕に向け、スーパーGTでは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客での開催や、さまざまなガイドラインを設け、厳戒態勢で第1戦に臨む。予選・決勝も1日で行われる変則的なタイムスケジュールも採用されたが、このため当初定められていたスポーティングレギュレーション(SpR)から、一部適用除外に関するアナウンスがされている。
まず、第29条 プラクティスセッション(公式予選等)、第32条 スタート手順の下記の条文が適用除外となり、変更内容については各大会の公式通知にて公示される。
2020 スーパーGT スポーティングレギュレーション
第29条プラクティスセッション(公式予選等)
1.4) 公式予選は決勝レースのスタート時刻の少なくとも5時間前までに終了しなければならない。
第32条 スタート手順
2. フォーメーションラップ開始95分前からスタート手順を開始し、最初にピット出口が開放となり20分間のウォームアップ(フリー)走行が開始される。
3. フォーメーションラップ開始75分前にチェッカーフラッグが提示されウォームアップ(フリー)走行が終了となる。
4. フォーメーションラップ開始57分前にピット出口が開放となり各自のグリッドへの走行が開始される。
5. フォーメーションラップ開始 54 分前にレッドライト点灯と共にピット出口が閉鎖となる。
また、第21条のタイヤについては、本来決勝日の前日に行われる公式予選が終了し、車両保管が解除されて以降、同日の作業禁止時間までの間に限り、熱を加えてタイヤに付着したデブリの除去ができたが、予選と決勝が同日に行われる大会では、決勝日の当日に行われる公式予選が終了し車両保管が解除されて以降、決勝前のウォームアップの開始30分前まで、熱を加えてのデブリ除去を行える。
さらに、2019年は夏季の特別対策、スタート進行におけるエアジャッキの路面ダメージ防止が第4戦タイから第7戦SUGOの間まで定められていたが、これらが第1戦〜第5戦に変更されている。時季が異なることや、新型コロナウイルス感染拡大防止から来るタイムスケジュールの変更による当然の処置ではあるが、規定の面でも“異例”のシーズンとなりそうだ。
from スーパーGT:“異例”の7月開幕にレギュレーション上も特例措置が多数採用
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