スーパーGT富士公式テストは6月27日、初日午後のセッション2が行われ、1分27秒870をマークしたRAYBRIG NSX-GTがトップで初日を終えた。2番手にはau TOM’S GR Supra、3番手にはKEIHIN NSX-GTがつけた。GT300クラスではジェイク・パーソンズがドライブしたModulo KENWOOD NSX GT3がトップタイムをマークしている。
走行1日目午後を迎えたスーパーGT富士公式テスト。当初の予定では14時にスタートするスケジュールだったが、2日目午前の天気予報が良くないことから、20分早められ13時40分からスタートすることになった。またそれに先立ち、10分間の走行枠を使って、FCY導入時の各車のスピードをそろえるキャリブレーションの作業が行われている。
迎えた午後のセッション2では、ロングランを中心に各車がメニューをこなしていくことになるが、開始から42分というところで、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが300Rの立ち上がりで駆動系トラブルのためストップしてしまう。さらにほぼ同じタイミングで、カルソニックIMPUL GT-Rがダンロップコーナー立ち上がりでストップしたため、赤旗提示となった。
またリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rはその後も再度ストップを喫し、2回目の赤旗となった。また、終盤にはSAITAMATOYOPET GB GR Supra GTが2コーナーでストップし3回目の赤旗が提示されたものの、牽引でピットに戻ったため、すぐに赤旗は解除されている。
上位陣のタイムは、混走の時間帯はほとんど変わることはなかったが、このセッション2では終盤に専有走行の時間が設けられたため、ここで各車がアタックシミュレーションを行った。まず16時10分から行われたGT300クラスの専有では、谷口信輝のグッドスマイル 初音ミク AMGがまずはタイムを更新しトップに躍り出る。
さらにこれに蒲生尚弥のLEON PYRAMID AMGが続くが、専有走行終了間際に1分37秒412を記録したのは、このセッション途中にニュータイヤでのアタック練習を行っていたパーソンズ駆るModulo KENWOOD NSX GT3。セッション2のトップで終えることになった。2番手にはグッドスマイル 初音ミク AMG、3番手にはLEON PYRAMID AMG、4番手にSUBARU BRZ R&D SPORT、5番手にはADVICS muta 86MCがつけた。
続くGT500の専有走行では、まずは笹原右京がドライブするRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTがタイムを更新していくが、チェッカーに向けて続々と各車がタイムアップ。最後に1分27秒870というタイムを記録したのは、牧野任祐がアタックしたRAYBRIG NSX-GT。牧野自身は「失敗していた」というアタックではあったが、それでもトップタイムとなっただけに好調な仕上がりをみせた。
2番手につけたのは、サッシャ・フェネストラズがアタックしたau TOM’S GR Supra。3番手には塚越広大がアタックしたKEIHIN NSX-GTが続いている。KEIHINは金丸ユウが午後も8周ドライブした。4番手につけたのは、“第3ドライバー”起用の山下健太が65周を走り込んだDENSO KOBELCO SARD GR Supra。1分27秒981を記録し、2019年王者の実力を披露している。5番手にはKeePer TOM’S GR Supraがつけた。
GT300クラスでは、専有走行の時間帯に早々に谷口信輝のグッドスマイル 初音ミク AMGがトップタイムをマーク。蒲生尚弥のLEON PYRAMID AMGがこれに続くが、チェッカー間際に1分37秒412を記録しトップに躍り出たのは、セッション途中にニュータイヤをトライ、最後にアタックに向かったジェイク・パーソンズのModulo KENWOOD NSX GT3。チームにとっても初のトップタイムに笑顔をみせた。
2番手はグッドスマイル 初音ミク AMG、3番手はLEON PYRAMID AMGとメルセデス勢が続く結果に。4番手にはSUBARU BRZ R&D SPORT、5番手には堤優威がアタックしたADVICS muta 86MCと、JAF勢が続いている。
from スーパーGT富士公式テスト:1日目午後は牧野任祐のRAYBRIG NSX-GTがトップタイムをマーク
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