過去のスーパーGTを土屋武士とゲストが解析。J SPORTSで4月19日から『SUPER GTアナライズ』放映開始

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、他のスポーツ界同様モータースポーツ界も深刻な影響を受けているが、なかなかスーパーGTを楽しむことができずにいるファンのために、スポーツ専門テレビ局のJ SPORTSが新たな切り口の新番組『SUPER GTアナライズ〜土屋武士による戦術解析〜』を4月19日24時（4月21日0時〜）からJ SPORTS 4で放送することになった。

　この番組は、HOPPY Team TSUCHIYAの監督兼エンジニアであり、レーシングドライバーであり、解説者でもある土屋が、J SPORTSのプロデューサーとの“部屋飲み”の会話のなかで生まれた番組だ。J SPORTSでは毎戦スーパーGTを生中継しているが、事前取材などは行いつつも、どうしてもその時にどんな要因があってこのレース展開になったのか、優勝のカギはどこにあったのかなど、生中継の放送中だけでは分かりづらい部分がある。

　理想を言えば、実際にレースに参戦していた当事者たちが当日の夜にレースを振り返りながら放送すれば分かりやすいのだが、現実的には難しい。こういった分析する番組をできないか……というアイデアがこの状況下で実現したのが『SUPER GTアナライズ』というわけだ。番組では、土屋武士自身がMCを務め、ある特定のレースにスポットをあて、そのレースに出場したドライバーたちと“分析”していく。

　4月19日に放送される第1回は、チャン・インターナショナル・サーキットで開催された2019年第4戦タイにスポットを当てる。ゲストとして登場するのは、GT500クラスでWAKO’S 4CR LC500をドライブし優勝を飾った山下健太、GT300クラスでGAINER TANAX triple a GT-Rをドライブした星野一樹が登場する。

　記憶としても新しい一戦を、実際にレースを見ながら3人がトークを展開していくのだが、途中、土屋がデータから見出した「山下健太の思いの強さ」、「なぜ星野一樹とGT-Rはタイで強いのか」というテーマを解説する。これには山下も星野も思わず驚きの表情を浮かべるシーンも。

　ふだんの生中継では分からない、レースのディープな部分を楽しむことができるのは間違いない。土屋らしいレース分析も必聴だ。今後7回の放送を行っていく予定だが、さまざまなアイデアがすでに浮かんでいる様子。外出自粛のなか、自宅で楽しむにはバッチリの放送だろう。ちなみに、「レースデビューの時より緊張した」という土屋のMCぶりにもぜひご注目を。

　番組詳細情報はJ SPORTSホームページ（https://www.jsports.co.jp/program_guide/05/05/86831_4219931/）まで。