スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは4月6日、タイとマレーシアで開催を予定している2020年シーズンの第4~5戦について、当初予定していた7月開催を延期すると発表した。また、あわせて2020年シーズンの新開催スケジュール案についても発表し、7月11~12日に岡山国際サーキットで開幕を迎える暫定カレンダーを公開した。
当初第4戦として7月4~5日に組み込まれていたタイ・ブリーラム戦と7月17~18日のマレーシア・セパン戦については、日本国内および現地における新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大状況などを考慮し、地元プロモーターと協議の結果、開催延期が決められた。
この海外2戦については今後の状況を考慮した上で、あらためて開催日程が確定される予定で、現時点では2020年12月~2021年1月の間の日程調整が進められている。
そしてGTアソシエイションは、「新型コロナウイルス感染拡大防止に係る大会変更スケジュール案」として、すでに開催延期が決まっている大会の新日程なども発表した。
この大会変更スケジュール案によれば、2020年のスーパーGTは当初の予定どおり全8大会で争われ、7月11~12日に岡山で開幕。その後、8月8~9日に富士スピードウェイで第2戦、9月12~13日にスポーツランドSUGOで第3戦が行われる。
その後のオートポリス戦とツインリンクもてぎ戦については、当初のスケジュールから日程変更はなく、それぞれ10月24~25日、11月7~8日に行われる予定だ。また当初5月末に組み込まれていた鈴鹿サーキット戦については日程調整中とされている。
そして今回延期が発表されたタイ戦、マレーシア戦については先述したように12月~1月の間に開催するべく日程調整を進めているという。また開催前日に延期となった富士スピードウェイでの公式テストは6月27~28日にあらためて実施される予定だ。
ただし、この大会変更スケジュール案はあくまで暫定のもの。GTアソシエイションは「新型コロナウイルス感染拡大状況等により変更になる可能性があります。今後の社会情勢等を考慮したうえで毎月情報更新いたします」としており、社会状況などを考慮しながらアップデートが加えられる。
あくまで国内外の新型コロナウイルス感染拡大状況を受けての判断となるが、暫定ながら2020年シーズンの開幕日程が見えてきたことは、スーパーGTファンにとっては吉報だ。
■新型コロナウイル ス感染拡大防止に係る大会変更スケジュール案
Rd | Day | Circuit |
---|---|---|
Test | 6月27~28日 | 富士スピードウェイ |
1 | 7月~12日 | 岡山国際サーキット |
2 | 8月8~9日 | 富士スピードウェイ |
3 | 9月12~13日 | スポーツランドSUGO |
4 | 10月24~25日 | オートポリス |
5 | 11月7~8日 | ツインリンクもてぎ |
6 | 調整中 | 鈴鹿サーキット |
7 | 2020年12月~2021年1月 | タイ |
8 | 2020年12月~2021年1月 | マレーシア |
from スーパーGT:2020年シーズンの新開催スケジュール発表。7月の海外2戦は12月~1月開催で再調整
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