3月14日、岡山国際サーキットで2020年最初の公式テストとなる、岡山公式テストがスタートした。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため無観客開催となっているテストだが、14時からスタートしたセッション2では、KEIHIN NSX-GTがGT500クラスのトップタイムをマーク。GT300クラスはHitotsuyama Audi R8 LMSがトップタイムとなった。
10時から行われたセッション2に続き、2時間のインターバルを経て迎えた1日目午後のセッション2。ただ、セッション1でレコードライン上が乾いてきていたものの、インターバルの間にふたたび雨が降ってしまうことに。セッション2の直前に雨は止み強い日射しが差したものの、ウエットコンディションで午後はスタートした。セッション序盤には、今季から導入されるフルコースイエロー(FCY)の訓練も行われている。
セッション1同様に、少しずつ路面が乾いていく状況でのテストとなったが、途中エヴァRT初号機 X Works R8のストップ、さらに、開始から1時間25分過ぎというところで、午前にも2回赤旗の原因となってしまっていたADVICS muta 86MCが、パイパーコーナー立ち上がりのイン側にクラッシュ。赤旗となってしまう。
さらに、終盤にはカルソニックIMPUL GT-Rがリボルバーでストップ。駆動系トラブルでパーツ回収が必要になったため、赤旗が提示されるなど、このセッションでは3回の中断があった。このセッションでも、終盤以降にタイムを上げるマシンが多く、16時から10分間ずつ設けられた各クラスの専有走行でもタイムアップするマシンが多く見られた。
先に専有走行が行われたGT300クラスでは、午前も2番手につけていたHitotsuyama Audi R8 LMSが1分25秒649でトップタイムをマーク。今季からダンロップタイヤを履くK-tunes RC F GT3が2番手、柳田真孝が加入したシンティアム・アップル・ロータスが3番手という結果に。Modulo KENWOOD NSX GT3、リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rと続いた。とはいえ、GT300クラスはいよいよ上位陣のタイム差が接近。今季も予選Q2進出が至難の業となるシーズンを感じさせた。
続いてスタートしたGT500クラスの専有走行では、ほとんどのマシンがタイムアップ。最終的に、KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バゲットが1分17秒850をマークし、この初日を首位で終えた。セッション1首位のARTA NSX-GTは、福住仁嶺のドライブで2番手につけた。
3番手にはサッシャ・フェネストラズがドライブしたau TOM’S GR Supraが続き、4番手には牧野任祐のRAYBRIG NSX-GTがつけた。5番手には大嶋和也のWAKO’S 4CR GR Supraが続いた。ニッサン勢は、平手晃平のCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがマークした8番手が最上位タイム。途中ストップしたカルソニックIMPUL GT-Rは占有走行の時間帯に再コースインを果たしている。
from スーパーGT岡山公式テスト:KEIHIN NSX-GTが初日の首位。NSX勢がワン・ツー
コメント
コメントを投稿