スーパーGT GT500クラスに参戦するTGR au TEAM TOM’SとTGR KeePer TEAM TOM’Sは3月6日、2020年のマシンカラーリングを発表した。これまでのイメージから一新され、2台のそれぞれのスポンサーカラーが映えるデザインとなっている。
国内外で数多くの栄冠を勝ちとってきた名門トムスが走らせるTGR au TEAM TOM’SとTGR KeePer TEAM TOM’S。スーパーGTでも多くのタイトルを獲得してきた2台は、2020年に向けて36号車TGR au TEAM TOM’Sは関口雄飛とサッシャ・フェネストラズ、37号車TGR KeePer TEAM TOM’Sは平川亮とニック・キャシディというコンビで参戦する。
そんな2台だが、トヨタGRスープラにマシンをスイッチする2020年に向けて、そのカラーリングが一新されることになった。これまで、トムスのGT500マシンは2008年以降ホワイトをベースに、スポンサーカラーがヘッドライトから前後フェンダーに流れるラインが施されているパターンが多かった。
しかし2020年に向けて3月6日に公開されたカラーリングは、マシン正面はホワイト、サイドから下部にスポンサーカラーが施された新たな塗り分けとなった。リヤフェンダー前端にはアクセントとなるカラーが入る。
TGR au TEAM TOM’Sの36号車は、ホワイトとauのオレンジ、そしてKDDIのブルーが施され、TGR KeePer TEAM TOM’Sの37号車は、ホワイトとKeePerのブルー、イエローが施されることになった。なお、37号車にはこれまで入っていたレッドブルのロゴがないのが気になるところだ。
「ここ数年、優勝をしてチャンピオン争いに絡めていますが、最終的にチャンピオンを獲得できていないので、今年こそはチャンピオンを獲得したいです。何かを変えなくてはと思い、オフシーズンは伝説のムエタイ選手アタチャイ氏のジムで合宿をして、フィジカル面での向上はもちろん、ハングリー精神も18歳の時と同じレベルまで取り戻してきました。新型スープラも新しいチームメイトも速いので今年のシーズンが楽しみです」とコメントしたのは、TGR au TEAM TOM’Sの関口雄飛。
また新たに関口とコンビを組むGT500ルーキーのフェネストラズは「TOYOTA GAZOO Racingのチームのドライバーとして、初めてのシーズンを迎えられることをとても楽しみにしています。この機会を与えて下さったTGRの方々、僕の夢を叶えて頂き、ありがとうございます。そして強力なチームメイトの関口選手とともに名門トムスから、GT500クラスとして参戦することは僕にとって大きなチャレンジとなりますが、今シーズンを楽しんで過ごせるように頑張ります! そしてもう一度、TGRとトムスの皆さま『ARIGATO』」とコメントした。
そして、2017年以来のコンビ継続となる平川は「今年もKeePer TOM’SにてGT500に参戦となりました。私自身は6年目で、相方も4年目のニックで継続です。去年、一昨年と惜しいところでチャンピオンを逃してしまっていますが、今年は三度目の正直で必ずチャンピオンをとりにいきます。今年も応援よろしくお願い致します」と語った。
キャシディもまた、「今シーズンもスーパーGTでふたたびKeePer号をトムスでドライブできることになって本当に嬉しいです。亮とのコンビはとても良好で、特に過去2年の結果の後、私たちは今まで以上にチャンピオンを獲ることに対して執着しています。スープラでのチャレンジはエキサイティングな挑戦になりますが、他チームのレベルも間違いなく上がっているので簡単ではない戦いになると認識しています」と意気込みをコメントしている。
新カラーとともにタイトル奪還を目指すTGR au TEAM TOM’SとTGR KeePer TEAM TOM’S。今季もライバルにとって強敵になるのは間違いないだろう。
from スーパーGT:au TOM’S/KeePer TOM’Sが2020年新カラーリング発表。イメージを一新
コメント
コメントを投稿