スーパーGTの2020年第1回目の公式テストとなる岡山公式テストは3月15日、9時から2日目午前のセッション3が行われた。前日同様、ウエットからドライにコンディションが変化していくセッションとなったが、WAKO’S 4CR GR Supraがトップタイムをマーク。au TOM’S GR Supraが続き、トヨタGRスープラがワン・ツー。ただ、GRスープラ勢では、WedsSport ADVAN GR Supraが激しくクラッシュを喫している。
2日目を迎えたスーパーGT岡山公式テストだが、前日は夜に雨が降り、朝は曇天だったものの、路面には水が残った状態。少しずつ晴れ間も見えはじめ、9時からの走行開始後、レコードラインからだんだんと乾いていった。なお、パイパーコーナー立ち上がりでクラッシュしてしまったADVICS muta 86MCは修復され、この日は朝からコースインしている。
そんななか、前日に続きフルコースイエロー(FCY)のテストが行われた後、FCYからセーフティカーに変わるシミュレーションが行われ、そのままテストが再開となる。ただ、その直後にGAINER TANAX GT-Rが3コーナーでストップし、まず一度目の赤旗が提示される。
再開後、今度はモスSで国本雄資がドライブしていたWedsSport ADVAN GR Supraが激しくクラッシュしてしまった。車両の前後を激しく破損しており、国本はメディカルセンターに搬送されたが、幸い特に体の痛みなどはなかったようでピットに戻っている。チームは今後の走行のために、修復に向けた作業を進めていくようだ。
さらにその後も、DENSO KOBELCO SARD GR Supraや植毛ケーズフロンティア GT-Rのストップにより赤旗中断。さらにチェッカー目前には雨が降り出してしまい、タイミングでもシンティアム・アップル・ロータスのストップで赤旗が出るなど、合計で5回もの中断となった。
コンディションが向上してきたセッション終盤にはタイムも上がり、チェッカー間際に坪井翔が1分18秒123をマークしWAKO’S 4CR GR Supraがセッション3のトップタイムをマーク。au TOM’S GR Supraが1分18秒351で続き、トヨタGRスープラ勢がワン・ツーを占めた。
3番手につけたのはセッション2トップのKEIHIN NSX-GTで、ARTA NSX-GTが4番手。ZENT GR Supra、MOTUL AUTECH GT-Rと続いた。
GT300クラスは、終盤にストップしてしまったもののシンティアム・アップル・ロータスがトップタイムをマーク。Modulo KENWOOD NSX GT3が2番手、今季ニューマシンとなっているSAITAMATOYOPET GB GR Supra GTが3番手となった。
from スーパーGT岡山公式テスト:2日目午前は赤旗5回の荒れ模様。WAKO’S首位もWedsSportがクラッシュ
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