スーパーGT GT300クラスに参戦するK-tunes Racingは3月1日、チームのホームページ、SNSで2020年の参戦体制とカラーリングを発表した。2019年から採用された“禅”のスピリットを継承しながら、不撓不屈の精神、七転び八起き、縁起物として“達磨”をコンセプトとする。
岡山トヨペットが立ち上げた社内レーシングチームであるK-tunes Racingは、2018年から『K-tunes Racing LM corsa』としてスーパーGTに参戦。2019年はK-tunes Racingとして、新田守男と阪口晴南を起用し大活躍。第1戦岡山、第3戦鈴鹿と2勝をマークし、最終戦までタイトルを争った。
2020年に向けては、すでにTOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツ活動計画のなかで発表されたとおり、影山正彦監督のもと新田と阪口のコンビを継続。レクサスRC F GT3で戦うことは変わらないが、新たな武器としてダンロップタイヤを使用することになる。
そんなK-tunes Racingは、当初岡山トヨペットで体制発表会を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もありネット上での体制発表となった。新たに公開されたカラーリングは、2019年から採用された“禅”のスピリットによるものを継続しながら、新たなコンセプトが用いられた。
2020年のK-tunes Racingのコンセプトは“達磨”だ。日本人なら誰もが知るものだが、不撓不屈の精神、七転び八起き、縁起物としての“達磨”を精神の支柱として、「強い意志をもって、どんな困難にも負けることなく、頂を目指す」としている。
これを、強さを示すブラック、真摯にレースへ挑む姿勢を示すホワイト、無の境地で挑む姿勢を示すグレーで表現。日本らしく、それでいてスピード感あふれるカラーリングができあがった。さらに、岡山トヨペットのキャラクターの『くまる』の達磨バージョンのイラストがルーフに入る。
「2018年初年、岡山のトヨタ系ディーラーである岡山トヨペットは『K-tunes Racing』として、日本最高峰のツーリングカー選手権、スーパーGTに参戦致しました。2年目の2019年シーズン、多くの皆さまのおかげで、見事にシリーズ2勝、シリーズランキング2位という参戦以来最高の成績を残すことができました。これはひとえに監督や選手、メカニックの思いと、ファンの皆さまからのたくさんの応援、スポンサーの方々の多大なるご支援があってこその成果だと思います」と末長一範岡山トヨペット取締役社長兼チーム代表はコメントした。
「そして2020年、チームとして引き続き影山監督のもと、最強の布陣を画策し、シリーズに臨む所存です。3年目の若輩者ではありますが、皆さま、どうぞ私たちの活動にご期待ください。今年も本気でレースに取り組み、考えうるさまざまなプロモーションを地域に根ざして展開し、この街を盛り上げたい! と思っています」
「レースへの取り組み、意気込み、熱量が、多くの方の感動につながり、地元のクルマファン、モータースポーツファンの振興につながることを願ってやみません。そして何より私たちが『いちばん楽しみたい!』と思っています。どうぞよろしくお願いいたします」
この日はスーパーGTとともに、末長代表と中山雄一を擁してインタープロト・シリーズに参戦すること、岡山チャレンジカップレースへの参戦が発表された。また、チームのレースクイーンユニット『KT Honey』として北川美麗さん、長沼南帆さん、福江菜々華さん、星乃サラさん、宮本あかりさんの5人が起用されることも発表された。
from スーパーGT:2020年のテーマは不撓不屈の“達磨”。K-tunes Racingが新体制とカラーを発表
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