7月のスーパーGTマレーシア戦ジェゼマン・ジャファー&EBMがスポット参戦へ

 7月17〜18日に、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるスーパーGT第5戦。ひさびさのセパン開催、スーパーGT史上初めてとなるナイトレースなど見どころの多いレースだが、マレーシアのレーシングドライバーであるジェゼマン・ジャファーが、この一戦への参戦を表明した。

 2013年以来の開催となるセパンでのスーパーGT。セパンや近年タイで開催されている海外戦には、地元チームが参戦し話題となっているが、2020年のレースにも楽しみなチームが参戦することになりそうだ。

 フォーミュラ・ルノー3.5等シングルシーターで実績を積み、近年はWEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦した経験をもつジャファーは3月9日、マレーシアでGTA坂東正明代表も出席して行われたマレーシア戦に向けたプレスカンファレンスに出席し、さらに自身のSNS上で「スーパーGT第5戦に、エイドリアン・ダ・シルバとともにアール・バンバー・モータースポーツから参戦することを喜んで発表したい。フラッグを掲げるときだ!」とスーパーGT第5戦への参戦を明かした。

 ジャファーは続けて、まだ少年だった2004年にスーパーGTをセパンで観戦したときの写真を公開。GT500クラスにスポット参戦したAMPREXムルシエラゴ R-GT、エンドレスダイシンアドバンZの木下みつひろとともに写った写真とともに、「すべては夢から始まった。いま、スーパーGTでレースをする夢が現実になる」と喜びを語っている。

 今回、ジャファーが表明した体制は、チームがインターコンチネンタルGTチャレンジ等で活躍する強豪アール・バンバー・モータースポーツ(EBM)で、マシンはポルシェ911 GT3 R。チームメイトのダ・シルバは同じくマレーシア人ドライバーで、アジアン・ル・マン・シリーズ等に参戦した実績をもつ。

 GT3カーが一般的な存在となった近年のGT300クラスでは、タイヤのパフォーマンス次第で海外チームも素晴らしい速さを披露することが多い。当然セパンを知り尽くしているジャファー、EBM、ポルシェというパッケージは、マレーシア戦を大いに盛り上げてくれるかもしれない。

スーパーGTセパン戦への参戦を表明したジェゼマン・ジャファー(左)。GTWC富士でアブドゥル・ラーマンと表彰台に立った
スーパーGTセパン戦への参戦を表明したジェゼマン・ジャファー(左)。GTWC富士でアブドゥル・ラーマンと表彰台に立った
2019鈴鹿10時間レースに参戦するアール・バンバー・モータースポーツ(EBM)のポルシェ911 GT3 R カラーリングイメージ
2019鈴鹿10時間レースに参戦したアール・バンバー・モータースポーツ(EBM)のポルシェ911 GT3 Rのカラーリングイメージ


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