アウディジャパンは3月17日、日本におけるアウディスポーツ・カスタマーレーシングのチーム体制を発表した。2020年はスーパーGT GT300クラスをはじめ、ピレリスーパー耐久シリーズではST-Z、ST-TCR、さらにTCRジャパンシリーズにアウディのカスタマーレーシングカーが参戦する。
全世界で幅広い支持を受けているアウディのカスタマーレーシングカーは、2019年に続き2020年も日本で活躍をみせてくれそう。スーパーGT GT300クラスでは、すでにチームから発表されているとおり、Audi Team Hitotsuyamaからはクリストファー・ミースと川端伸太朗が参戦。また、X Worksからはエヴァンゲリオンカラーでショーン・トンとアレックス・アウが参戦する。
3月14〜15日に岡山国際サーキットで行われた公式テストでは、さっそくミースがHitotsuyama Audi R8 LMSのステアリングを握り、チームの30年記念カラーであるレッドのR8 LMSをドライブ。今季、チームルマンがメンテナンスを担当するが、さっそく速さをみせた。また、エヴァRT初号機 X Works R8も順調にテストをこなしている。
また、ピレリスーパー耐久シリーズには2台のアウディが登場する。1台は、ST-ZクラスにR8 LMS GT4で参戦するAudi Team AS Sportだ。3月178日に発表されたとおり、エヴァの世界観を採り入れたワークブランド『A.T.FIELD EVANGELION WORK』とコラボし、A.T.Field Audi R8 GT4を走らせる。
一方、ST-TCRにはアウディRS3 LMSが1台参戦する。こちらは2019年も参戦したWAIMARAMA KIZUNA RACINGで、堀主知ロバート/千代勝正/KIZUNA/リ・ジョンウという楽しみな4名での参戦となる。
2019年からスタートし、大きな盛り上がりをみせたTCRジャパンシリーズには、2台のRS3 LMSが参戦することになった。1台は。スーパーGTでもお馴染みのNILZZ Racingで、牧野淳がドライブ。そしてAudi Team Hitotsuyamaからは、2020年のチャンピオン候補のひとりと言える篠原拓朗が参戦する。
アウディジャパンは2016年からアウディスポーツ・カスタマーレーシングのパーツトレーラーを海外メーカーとしてはいち早く全国のサーキットに配備し、カスタマーチームをサポートしている。今年も約2700アイテム、約11000点の部品を積載し、いかなる展開にも対応できるように体制を整え参戦チームとともにサーキットを転戦する。
また、アウディ・ドライビングエクスペリエンスプログラムの一環として、アウディオーナーが実際のレースへの参戦権が得られる『レースエクスペリエンス』をはじめ、大好評のアウディジャパン初の女性ドライバー専用の運転トレーニングプログラム『アウディ・ウーマンズ・ドライビングエクスペリエンス』など、数々のプログラムをさらに充実していく。
市販車でもさまざまなRSモデルが登場しているが、アウディスポーツの活動とRSモデルを通じて、日本でもさらにアウディ、そしてアウディスポーツのイメージ強化が図られていきそうだ。
アウディスポーツ・カスタマーレーシングチーム
2020年体制
スーパーGT GT300クラス(GT3)
#21 / Audi Team Hitotsuyama / Hitotsuyama Audi R8 LMS
A:クリストファー・ミース B: 川端 伸太朗
#33 / X Works / エヴァRT初号機 X Works R8
A:ショーン・トン B: アレックス・アウ
ピレリスーパー耐久シリーズST-Z(GT4)
#505 / Audi Team AS Sport / A.T.Field Audi R8 GT4
A:西村元希/B:岡本武之/C:田ヶ原章蔵/D:藤原能成
ピレリスーパー耐久シリーズST-TCR(TCR)
#22 / WAIMARAMA KIZUNA RACING / WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3
堀主知ロバート/千代勝正/KIZUNA/リ・ジョンウ
TCRジャパン(TCR)
#7 / NILZZ Racing / 麻布☆ワコーズ&ENDLESS RS3 LMS
牧野淳
#21 / Audi Team Hitotsuyama / Audi RS 3 LMS
篠原拓朗
from アウディジャパン、2020年も日本で充実のカスタマーレーシング活動を展開へ
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