Max RacingがレクサスRC F GT3でスーパーGTに挑戦。久保と三宅の若手コンビで挑む

 2月7日、トヨタ自動車が2020年のモータースポーツ活動計画を発表したが、そのなかでスーパーGT GT300クラスにトヨタ車、レクサスRC F GT3で参戦するチームの一覧も発表された。2020年から新たにレクサス使用チームとして、Max Racingが参戦することになった。

 Max Racingは、チームオーナーであるとともにドライバーとしてフェラーリチャレンジに挑戦するGo Max率いるレーシングチーム。これまでピレリスーパー耐久シリーズのST-XクラスにレクサスRC F GT3で参戦していたが、新たにGT300クラスに活動の場を移すことになった。

 車両名は『たかのこの湯 RC F GT3』で、カーナンバーは244と、スーパー耐久の頃のものを踏襲。タイヤはヨコハマを履く。チーム監督は引き続き田中哲也が務め、メンテナンスもスーパー耐久のときと同様に、土屋武士代表率いるつちやエンジニアリングが務める。今季ポルシェ911 GT3 RにスイッチしたHOPPY team TSUCHIYAとは“兄弟チーム”としてピットを並べることになりそうだ。

「今年からスーパーGTへエントリーすることになり、関係者の皆様に感謝しています。新しいチームとしての参戦になりますが、将来的に最強のチームになれるように全力で努力したいと思います。皆さま応援よろしくお願い致します」というのは田中哲也監督。

 そしてドライバーとして起用されたのは、注目の若手ふたり。ひとりは、2019年こそスーパーGTには参戦しなかったものの、これまでaprやPACIFICから参戦してきた実績をもつ久保凛太郎だ。

 久保のチームメイトとして起用されることになったのは、2019年にFIA-F4でランキング2位につけた三宅淳詞。スーパーGTは初参戦となるが、その速さはまったく問題ないだろう。

「今年度、Max RacingのドライバーとしてGT300に参戦します。スーパーGTは初参戦のチームですが、オーナー、田中監督、メンテナンスガレージと心強いサポートのもと、ルーキーの三宅選手とともに頑張ります。気合入ってるので、応援よろしくお願い致します」と久保は意気込んだ。

 また、三宅は「このような素晴らしい機会をいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。GT300は初めての参戦となるので、監督の田中哲也さんをはじめ、たくさんの人にアドバイスをしていただきながら、着実に結果を残していきたいと思います。精いっぱい頑張りますので、応援のほどよろしくお願い致します」とコメントしている。

 チーム結成3年目でスーパーGT参戦を果たすにあたり、チーム代表を務めるGo Maxは「田中哲也監督を中心に、メンテナンスサポートでは、つちやエンジニアリングさんのバックアップを受け、久保凜太郎選手、三宅淳詞選手とともにスーパーGT GT300クラスの台風の目となれるような存在感のあるチームとして、1年目から表彰台を狙って全力で戦いたいと思います」とコメントを残した。

 久保と三宅のコンビ、そしてレクサスRC F GT3と注目の参戦となるMax Racing。2020年のGT300における注目エントリーのひとつになりそうだ。

Max Racing 2020年スーパーGT参戦体制

チーム名:Max Racing
車両名:たかのこの湯 RC F GT3
カーナンバー:244
マシン:レクサスRC F GT3
タイヤ:横浜ゴム
チームオーナー: Go Max(TSUYOSHI ONO)
チーム監督:田中哲也
第1ドライバー:久保凜太郎
第2ドライバー:三宅淳詞
メンテナンスガレージ:つちやエンジニアリング

2018年は石川京侍とGULF NAC PORSCHE 911をドライブした久保凛太郎(右)
2018年は石川京侍とGULF NAC PORSCHE 911をドライブした久保凛太郎(右)
2019年のFIA-F4第2戦を制した三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)
2019年のFIA-F4第2戦を制した三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)


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