スーパーGT:GT300クラスにINGINGが86 MCで参戦! 強力体制でカーナンバー『6』復帰

 山口県に本拠を置くINGING MOTORSPORTは、2020年のスーパーGT GT300クラスに、GT300マザーシャシーの86 MCで参戦すると発表した。世界的ブレーキシステムメーカーのADVICS、ファッションブランドのmuta JAPANのサポートを受け、86 MC、小高一斗と阪口良平、第3ドライバーに堤優威、ブリヂストンタイヤを装着と、超強力な体制が敷かれる。

 2020年のGT300クラス参戦チームは、年明けの東京オートサロン以降多くの体制発表が行われてきたが、新たな注目のエントリーが発表された。スーパーフォーミュラをはじめ、多くのレースでトップチームとして活躍するINGING MOTORSPORTだ。カーナンバーは、2019年までTeam LeMansが使用していた『6』をつける。

 実はカーナンバー6は、スーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権で、1998年にINGING MOTORSPORTが初めて参戦したときにつけていたカーナンバーだ。同じ山口出身である高木真一をJGTCにデビューさせるべくGT500クラスに参戦したINGINGのトヨタ・スープラは、エッソのサポートを受け、黒いボディにエッソタイガーが描かれた。

 このINGINGの活動は、並行して参戦していた全日本F3選手権に集中するため一年で幕を閉じ、エッソカラーとカーナンバー6は、1999年からTeam LeMansに引き継がれた。今回のINGINGの参戦に向け、カーナンバー6をふたたびINGINGがつけることになったのだ。

 その参戦体制は非常に豪華なものだ。ドライバーには、ベテランらしい速さをもつ阪口良平と、トヨタのドライバー育成プログラムであるTGR-DCの一員である小高一斗が選ばれた。さらに、ふたりのバックアップとして、ロードスターやTGR 86/BRZ Raceで大活躍をみせてきた堤優威が起用された。

 さらにタイヤは2019年に猛威をみせたブリヂストンを履く。そしてこのパッケージを、2019年までTEAM MACHのチーフエンジニアを務めていた山本智博監督、そしてGT500クラスで活躍してきた田中耕太郎エンジニアがまとめることになった。ライバルたちが戦々恐々とする体制だろう。

 カラーリングは、ADVICS、muta JAPANのサポートを受けブラックとゴールドに。『ADVICS muta Racing INGING』というチーム名となる。また、ADVICSからは「最強のレース用ブレーキシステム開発の使命を果たす」という使命も帯びている。

 超強力な体制でGT300クラスに参戦するINGING MOTORSPORT。開幕から注目の存在になりそうだ。

ADVICS muta Racing INGING
2020年スーパーGT GT300クラス参戦体制

エントラント名:ADVICS muta Racing INGING
車両名:ADVICS muta MC86
カーナンバー:6
タイヤ:ブリヂストン
監督:山本智博
チーフエンジニア:田中耕太郎
ドライバー:阪口良平/小高一斗/堤優威
メインスポンサー:
株式会社アドヴィックス http://www.advics.co.jp/
muta JAPAN株式会社   http://muta-japan.com/
マシンメンテナンス:INGING MOTORSPORT

ADVICS muta MC86をドライブすることになった阪口良平/小高一斗/堤優威
ADVICS muta MC86をドライブすることになった阪口良平/小高一斗/堤優威
ADVICS muta MC86のカラーリング
ADVICS muta MC86のカラーリング
1998年にINGING MOTORSPORTが走らせたエッソタイガーカラーのスープラ
1998年にINGING MOTORSPORTが走らせたエッソタイガーカラーのスープラ


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