12月6日、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で、2019年のスーパーGTに参戦したチーム、ドライバー、関係者が一堂に会し年間表彰式『SUPER GT HEROES』が開催された。その場では、ロビーにちょっぴりフクザツな(?)トヨタ自動車の豊田章男社長からのメッセージが飾られた。
その年のスーパーGTに参戦した関係者が集うこのパーティには、毎年豊田社長からのメッセージが展示され、レクサスドライバーやチーム関係者はもちろん、ライバルメーカーの関係者たちもそのメッセージを見ている。
そんななか、今季展示されたメッセージは写真のとおり。念のため文字にしたものを記しておこう。
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祝
スーパーGT関係者の皆さま
レクサスで参戦させていただいた14年間
どうもありがとうございました。
6号車のドライバーズタイトル、37号車のチームタイトル
そして……
全5チーム総動員で演出したレクサス勇退のアクシデント……
これで思い残すことなく、来年からはGRスープラで戦わせていただきます。
ライバルの皆さま、引き続き、よろしくお願いいたします。
トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長
豊田章男
追伸
平手選手もレクサスで戦った一員として演出に参加いただき、
ありがとうございました(笑)
(リタイアさせてしまい申し訳ありませんでした)
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ご存知のとおり、2020年からGT500クラスに導入されるクラス1規定+αに向け、TOYOTA GAZOO RacingではGRスープラを投入するが、豊田社長が記した『レクサス勇退のアクシデント』とは、11月24日に行われた『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦』のレース2のことだ。
このレースでは、終盤セーフティカー明けの13コーナーで、レクサス勢5台によるアクシデントが発生。au TOM’S LC500、ZENT CERUMO LC500がクラッシュし、そこに平手晃平がドライブしていたCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rもヒットしてしまった。
「これで思い残すことなく、来年からはGRスープラで戦わせていただきます」という豊田社長のメッセージだが、ちょっぴり悔しさも感じられるところ。この悔しさはGRスープラで晴らす……というところだろう。文中に登場した平手も笑顔でメッセージを読んでいた。
from 『SUPER GT HEROES』に恒例の豊田章男社長のメッセージ登場も、ちょっぴり今年はフクザツ!?
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