【動画】スーパーGTとの特別交流戦の模様も収録。DTMが2019年シーズンレビューを公開中

　全9戦で争われた2019年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権は、メルセデスがシリーズを去ったもののアウディとBMWのドイツ勢にアストンマーティンが加わり、新たな三つ巴戦が展開された。そんな2019年シーズンを約10分にまとめたシーズンレビュー動画がYouTubeのDTM公式チャンネルで公開されている。

　ヨーロッパを代表する3つの自動車メーカーがしのぎを削り、世界レベルの強者ドライバーたち激戦を繰り広げているDTM。日本のモータースポーツファンにとっては、スーパーGT GT500クラスとの統一規則“Class1”レギュレーションが採用されていることから注目している方も多い選手権だろう。

　5月にドイツ・ホッケンハイムで開幕したシリーズは、ドイツ国内での開催にとどまらず隣国ベルギーのゾルダーや、イギリスはブランズハッチなどでも開催された。そのなかでアウディRS5 DTMを駆る2017年王者レネ・ラストが、最終戦を待たずに自身2度目のシリーズチャンピオンを獲得している。

　また、10月4～6日に行われた最終戦ホッケンハイムでは、スーパーGTに参戦するトヨタ、ニッサン、ホンダの3メーカーからGT500マシンが1台ずつ参戦。11月22～24日には日本の富士スピードウェイで、歴史的なイベントと言える『スーパーGT×DTM特別交流戦』が開催されたことは記憶に新しい。

　そんなDTMのヨーロッパ全9ラウンドと各戦で行われたイベントの様子、さらに特別交流戦の模様が収められた動画は21：9のシネマライクで制作され、ドローン映像や車載カメラなども駆使された迫力ある仕上がりに。また、DTMに参戦しているドライバーや各メーカーの代表、DTMを運営しているITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表がシリーズの見どころを語るとともに、2019年シーズンを振りかえっている。

　2018年から2シーズンに渡ってRAYBRIG NSX-GTをドライブし、2019年限りでスーパーGTを去るジェンソン・バトンも登場するこの動画を見て、今季のDTMをあらためて振りかえりつつ、今後の両シリーズのさらなる発展、コラボレーションに期待を寄せてみては。