2020年スーパーGT『Class1』で登場する共通サスペンションを初撮影。開発者も驚く細さ

 9月26日に発売されたauto sport特別編集『SUPER GT file ver.7』ではクラス1とクラス1+αを総力特集。2020年シーズンのスーパーGT GT500クラスを知るために技術ネタが満載されている。ここでは発売中の本誌から、本邦初公開と言える「C1サスペンション」をチラ見せ。

■2020年スーパーGT GT500最大の勝負どころ!? これがC1サスペンションだ。

見るからに細身のウィッシュボーンが目を引く。ブレーキ冷却のためダクトを専用設計としたことで、アップライトは独自形状となる
見るからに細身のウィッシュボーンが目を引く。ブレーキ冷却のためダクトを専用設計としたことで、アップライトは独自形状となる
トーコントロール・アームもやはり細身。プッシュロッド、アンチロールバー、ハブキャリアやブラケットに至るまで、すべてEB部品(共通部品)となる
トーコントロール・アームもやはり細身。プッシュロッド、アンチロールバー、ハブキャリアやブラケットに至るまで、すべてEB部品(共通部品)となる

 各メーカー開発者が「C1サスペンション」と呼ぶ2020年以降GT500に採用されているサスペンションの一部がこの写真です。サスペンションアームはフォーミュラカーなのかと思われるくらい細く、アップライトも極小なのが写真でもわかります。これがGRスープラにも2020年モデルGT-R NSIMOにも採用されています。

 最新サスペンション、それもアップライトは秘中の秘。これまで絶対に公開されることはありませんでした。ところが規定変更でクラス1となり、共通サスペンションを採用したことでニスモとGTAの協力を得て撮影に成功しました。

 細いことに驚いたのは我々だけでなく、開発者も驚いたようです。DTM側でこの部品は開発されて、あちらで耐久試験も実施したとのことですが、スーパーGTはタイヤのコンペティションもあり、空力開発もできるので負荷がDTMとはケタ違い。これをどう使いこなすのかも2020年GT500でポイントとなってくるようです。

 ということで、9月26日発売のオートスポーツ特別編集「スーパーGTファイルVer.7」はクラス1とクラス1+αを総力特集。2020シーズンのGT500を知るために技術ネタを満載しました。ぜひご購読ください。

SUPER GT file Ver.7
定価:1111円+税

9月26日発売のauto sport特別編集『SUPER GT file ver.7』では2020年からの『Class1』を大特集
9月26日発売のauto sport特別編集『SUPER GT file ver.7』では2020年からの『Class1』を大特集



from 2020年スーパーGT『Class1』で登場する共通サスペンションを初撮影。開発者も驚く細さ

コメント