8月4日に静岡県の富士スピードウェイで行われた2019年スーパーGT第5戦の決勝。2周連続でピットインする戦略を駆使し、GT300クラスを制したT-DASH ランボルギーニ GT3の高橋翼とアンドレ・クート、藤波清斗の3人が優勝の喜びを語った。
T-DASH ランボルギーニ GT3
高橋翼
「2~3スティント目が決め手。アウトイン(の1周)で藤波(清斗)選手がピットに戻ってきて(タイムを)稼げたので、あれが一番の勝因だと思います。エンジニアさんが作戦を考えたのですが、うまくハマりました。僕自身も今年が(スーパーGT)初のフル参戦で表彰台も初めてだったので1位を獲れてホッとしています」
「去年は(オートポリスで)2位に入っていて、決して遅くはないと思うので、次戦も頑張りたいです」
藤波清斗
「今回は第3ドライバーとして登録してもらっていて、富士の2大会(第2戦と第5戦)でスポット参戦しました。テストも参加させてもらい、クルマにもちょっとずつですが慣れてきたかなという感触もあります」
「今週はチームメイトのふたりが『最低限、表彰台に登ろう』という目標をたてていました。エンジニアさんやチームスタッフと相談し、最初は1周だけのアウトイン作戦がどうなるかなと思っていましたし、賭けでもありましたが、(状況に)マッチすれば勝つこともできるとのことだったので勝負に出ました。アウトインのラップもペースが遅いと意味がないので、プッシュし自分の仕事ができたかなと思います」
「2度目のスティントもペースは悪くなく、タイヤとも相談しながら走ることができたので、よかったです。クルマの調子もよく、セッティングも決まっていたから問題も不安もなく走ることができましたからチームに感謝しています」
「いつでも準備はしていますし、チームに帯同して勉強になる面もありますから、今後もチームに貢献しつつ勉強もして、応援していきたいです」
アンドレ・クート
「この場を借りて、チームにおめでとうと伝えたい。本当にパーフェクトな戦略だったと思う。タイヤがよくなければ勝つことができないけど戦略だったけど、ヨコハマタイヤが今回持ってきたタイヤは素晴らしかった。ふり返ると最高の一日になったよ」
「今週末、クルマはロングランでもバランスがよくて、いいペースで走ることができていた。1スティントの目安はだいたい40ラップだから、ドライバーにとってもタイヤにとっても、かなり厳しかったけど、3人でうまくマネジメントできた。とてもうれしいよ」
「今回優勝できると思っていなかったけど、クルマの調子がよかったしベストを尽くしたんだ。勝てたのはチームのみんなのおかげでもあるし、JLOCのみんなに感謝したい」
「勝つためにはクルマのバランスが重要で、今週末はパーフェクトなバランスで走ることができた。これを維持していきたい。すべての要素をまとめるのは大変だけど、スーパーGTでは、それがもっとも大事なだから、今日のような完璧なクルマを作って、シーズンの残りは安定した走りを見せたいね」
from T-DASH ランボルギーニ藤波清斗、1周だけの第2スティントは「賭けでもあった」/第5戦富士GT300優勝会見
コメント
コメントを投稿