スーパーGT:第5戦富士の参加条件発表。GT300マザーシャシーのBoP重量が20kgに

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、8月3~4日に富士スピードウェイで開催する第5戦を前に、7月23日付けで同レースへの参加条件を発表している。このなかでGT300クラスに参戦するJAF-GT300マザーシャシーのBoP重量が50kgから20kgへと変更されている。

 さまざまな車種が競い合うスーパーGTでは、パフォーマンスを均衡化させるために参加条件が設けられており、スーパーGTに参戦する車両は、この条件のもと参戦しなければならない。

 レクサス、ニッサン、ホンダの3メーカーが争うGT500クラスでは、唯一エンジン搭載位置が異なるホンダNSX-GTにのみ参加条件が定められている。NSX-GTの競技車両最低重量は、これまで同様1049kgが維持された。

 GT300クラスでは、FIA-GT3車両はGTAがパートナーシップを結ぶSROモータースポーツ・グループが定めた数値が採用され、サーキットの特性ごとにテーブルが定められる。

 JAF-GTについても各車両の参加条件が定められているが、トヨタ・プリウスPHV GR SPORT、スバルBRZについては第4戦タイと同じ数値が維持された。

 トヨタ86 MC、ロータス・エヴォーラMC、トヨタ・マークX MCの3車種があるGT300マザーシャシー勢は、BoP重量が5月の第2戦富士同様の20kgへ変更された。このBoP重量変更については、2018年第2戦以降から高速コースの富士は20kg、それ以外のコースは50kgとなっており、今回もそれに従ったものと言えそうだ。

 GT500、GT300を含めた各車両の参加条件の数値は関連記事をご覧いただきたい。

 また、第5戦富士はシリーズ最長の500マイルで争われることもあり、例年同様、タイヤの持ち込み本数や第3ドライバーに関する規定、ピットインの義務回数なども別途定められている。

1.タイヤの持ち込み本数
レースウィークにサーキットに持ち込めるタイヤの本数はメーカー毎に1台あたりドライタイヤ11セット、ウェットタイヤ13セットまでとする。ただし、第1戦以降においてその供給先競技参加者のいずれもが優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持ち込み本数を1台あたり1セット追加できる。

2.第3ドライバー
3人目のドライバー登録を認める。
参考)SpR第7条2.1)ドライバーに対する得点:(3)
本シリーズ規則第11条5.に定める第3ドライバーが起用される場合、運転距離が120km未満のドライバーに得点は与えられない。

3.ピットインの義務回数(GT500クラス/GT300クラス)
決勝レーススタート後(フォーメーションラップを終了し、スタートラインを通過した後)、ドライバー交代を伴う最低4回のピットインが義務付けられる。



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