鈴鹿10時間の参戦台数はついに40台の大台に。メーカーワークスのプラチナドライバーも多数参戦

 8月23〜25日に鈴鹿サーキットで開催される『第48回サマーエンデュランス BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』。GT3カーの世界一決定戦として2018年から新たなスタイルで開催されているレースだが、6月27日にエントリーリストが更新され、ついにその台数が40台に到達することになった。

 鈴鹿10時間は、世界各地でカスタマーレーシングカーとして使用されているGT3カーの“世界一決定戦”として2018年から当時の鈴鹿1000kmからスタイルを変えて開催されているもの。世界5大陸で開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦でもあることから、ヨーロッパのメーカー直系のチームを中心に多くのエントリーを集め、それを日本のスーパーGT GT300マシンやスーパー耐久ST-Xのトップチームが迎え撃つことになる。

 初年度は35台が参戦した鈴鹿10時間だが、2年目となる今季はついに40台の参戦台数に到達した。GT3のレースでは7月のトタル・スパ24時間が最も台数が多く、今季は記録更新となる72台ものエントリーを集めているが、それには及ばないものの、見応えあるレースが楽しめそうだ。

 まだエントリーリストには未定の部分も数多くあるが、6月27日のエントリーには、ドライバー名も多く記載された。特に昨年覇者の999号車メルセデスAMG・チーム・グループMレーシングや28号車のアウディスポーツ・チーム・アブソリュート・レーシング、42号車BMWチーム・シュニッツァーなど、ドイツメーカーはプラチナドライバーや若手のゴールドドライバーをズラリと並べており、非常に豪華なラインアップが揃っている。

 もちろん日本人ドライバーも小林可夢偉(00号車メルセデスAMG・チーム・グッドスマイル)、石浦宏明(11号車プラネックス・スマカメ・レーシング)、武藤英紀(30号車ホンダ・チーム・モチュール)、本山哲(300号車タイロク・レーシング)など豪華。またプラチナではないが、ミカ・ハッキネン(11号車プラネックス・スマカメ・レーシング)、道上龍(34号車モデューロ・ドラゴコルセ)、脇阪寿一(60号車LMコルサ)など各シリーズのチャンピオンが揃い、実に豪華だ。

 世界のトップドライバーたちの名は枚挙に暇がないほどの顔ぶれが揃いそうな2019年の鈴鹿10時間。40台のGT3カーが揃うことで、その迫力も大いに増しそう。非常に楽しみな2年目となりそうだ。

第48回サマーエンデュランス BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース
エントリーリスト(6/27)

No Class Team Nat Car Driver
00 Pro メルセデスAMG・チーム・グッドスマイル JPN メルセデスAMG GT3 谷口信輝
片岡龍也
小林可夢偉
2 Pro-Am カーズ東海ドリーム28 JPN ロータス・エヴォーラMC 高橋一穂
加藤寛規
濱口弘
6 Pro-Am ウォール・レーシング/エイドリアン・ディーツ AUS ランボルギーニ・ウラカンGT3 A.ディーツ
C.マコンビル
A.ダアルベルト
8 Silver apr・ウィズ・ARNレーシング JPN フェラーリ488 GT3 永井宏明
織戸学
上村優太
9 Am MPレーシング JPN ニッサンGT-RニスモGT3 ジョー・シンドウ
TBA
TBA
10 Pro アウディスポーツ・チームWRT BEL アウディR8 LMSエボ D.ファントール
K.ファン・デル・リンデ
F.ベルビシュ
11 Pro プラネックス・スマカメ・レーシング JPN マクラーレン720S GT3 M.ハッキネン
久保田克昭
石浦宏明
18 Pro チーム・アップガレージ JPN ホンダNSX GT3エボ 小林崇志
松浦孝亮
牧野任祐
018 Pro KCMG HKG ニッサンGT-RニスモGT3 A.インペラトーリ
O.ジャービス
E.リベラティ
21 Pro アウディ・チーム・ヒトツヤマ JPN アウディR8 LMSエボ A.ピカリエロ
R.ライアン
富田竜一郎
27 Pro ハブオート・コルサ TWN フェラーリ488 GT3 N.フォスター
TBA
TBA
28 Pro アウディスポーツ・チーム・アブソリュート・レーシング CHN アウディR8 LMSエボ M.ウィンケルホック
C.ハーゼ
C.ミース
30 Pro ホンダ・チーム・モチュール ITA ホンダNSX GT3エボ B.バゲット
M.ボナノミ
武藤英紀
34 Pro ワーケンホルスト・モータースポーツ DEU BMW M6 GT3 C.クログネス
N.キャツバーグ
M.ジェンセン
034 Pro モデューロ・ドラゴコルセ JPN ホンダNSX GT3エボ 道上龍
大津弘樹
中嶋大祐
35 Pro KCMG HKG ニッサンGT-RニスモGT3 松田次生
千代勝正
J.バードン
37 Silver キャラウェイコンペティション・ウィズ・ビンゴレーシング JPN キャラウェイ・コルベットC7 GT3/R 武井真司
小河諒
M.ポマー
42 Pro BMWチーム・シュニッツァー DEU BMW M6 GT3 A.ファーフス
N.イェロリー
M.トムチェク
43 Pro チーム・ストラッカ・レーシング GBR メルセデスAMG GT3 C.ニールセン
A.クリストドウロウ
A-H.ダ・シルバ
44 Pro メルセデスAMG・チーム・ストラッカ・レーシング GBR メルセデスAMG GT3 L.ウイリアムソン
G.パフェット
T.ボーティエ
51 TBA AMACモータースポーツ AUS ポルシェ911 GT3 R A.マクファーソン
B.ポーター
B.シールズ
53 Pro マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン JPN マクラーレン720S GT3 TBA
TBA
TBA
55 Pro マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン JPN マクラーレン720S GT3 TBA
TBA
TBA
60 TBA LMコルサ JPN ポルシェ911 GT3 R 脇阪寿一
脇阪薫一
TBA
75 TBA サンエナジー1・レーシング AUS メルセデスAMG GT3 K.ハブル
M.グルニエ
TBA
77 TBA メルセデスAMG・チーム・クラフト・バンブー・レーシング HKG メルセデスAMG GT3 M.ゴッツ
L.シュトルツ
Y.ブールマン
87 Pro JLOC JPN ランボルギーニ・ウラカンGT3 TBA
TBA
TBA
88 Pro JLOC JPN ランボルギーニ・ウラカンGT3 TBA
TBA
TBA
98 Am アロウズ・レーシング MYS ホンダNSX GT3 P.マー
L.リウ
TBA
107 Pro ベントレー・チーム・Mスポーツ GBR ベントレー・コンチネンタルGT3 S.ケイン
J.グーノン
J.ペッパー
108 Pro ベントレー・チーム・Mスポーツ GBR ベントレー・コンチネンタルGT3 A.ソウチェク
M.スーレ
TBA
112 Am SATO-SSスポーツ JPN メルセデスAMG GT3 佐藤敦
山下亮生
久保宣夫
188 Pro-Am ガレージ59 GBR アストンマーティン・バンテージGT3 A.ウエスト
C.グッドウィン
TBA
200 Pro-Am タイロク・レーシング JPN ニッサンGT-RニスモGT3 高木真一
山口大陸
DRAGON
300 Pro タイロク・レーシング JPN ニッサンGT-RニスモGT3 H.ニューウェイ
N.コスタ
本山哲
777 TBA カーガイ・レーシング JPN フェラーリ488 GT3 木村武史
K.コッツォリーノ
TBA
911 Pro EBM NZL ポルシェ911 GT3 R S.ミューラー
R.デュマ
M.ジャミネット
912 Pro アブソリュート・レーシング HKG ポルシェ911 GT3 R D.ベルナー
D.オルセン
M.キャンベル
999 Pro メルセデスAMG・チーム・グループMレーシング HKG メルセデスAMG GT3 M.バーク
R.マルチェッロ
M.エンゲル
TBA TBA クラフト・バンブー・レーシング HKG メルセデスAMG GT3 TBA
TBA
TBA


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