2019年スーパーGT参加条件・第2戦富士スピードウェイ

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、4月25日付けで2019年第2戦富士スピードウェイでの参加条件を発表した。スーパーGTに参戦する車両は、下記の条件で参戦しなければならない。各車両の参加条件は下記のとおりだ。

I. クラスI(GT500)

対象車種:ホンダNSX-GT
参加条件:競技車両最低重量:1049kg

ただし、GTAが指定するバラストウエイトを指定位置に搭載しなければならない。
クラスI(GT500)参加車両については、燃料補給装置流量リストリクター(内径25.0mm)が引き続き適用される。

II. GT300クラス

JAF-GT300

競技車両 最低重量 エアリス径 BoP 重量 備考
トヨタ・プリウス #30 1250kg 34.5mm x2 +0kg HYBRID 重量:無し(非搭載)
トヨタ・プリウス #31 1250kg 34.5mm x2 +0kg HYBRID 重量:+51.0kg
スバルBRZ 1150kg None +0kg 過給圧は別表参照

*1  2019年JAF国内競技車両規則第3章 10.3.2に従った燃料補給装置流量リストリクター(φ33.0mm)が適用される。
*2  ハイブリッド車両についてはGTAが別途指定するデータを提出しなければならない。
*3  最低地上高はスキッドブロック厚10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。
*4  燃料補給装置 流量リストリクター(内径27.5mm)が適用される。

JAF-GT300マザーシャシー

競技車両 最低重量 エアリス径1個 エアリス径2個 BoP 重量 備考
トヨタ86 MC
ロータス・エヴォーラMC
トヨタ・マークX MC
1100kg 40.00mm x1 28.29mm x2 +20kg

*1  2019年JAF国内競技車両規則第3章10.3.2に従った燃料補給装置流量リストリクター(φ33.0mm)が適用される。
*2  最低地上高はスキッドブロック厚 10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。

FIA-GT3

競技車両 公認番号 最低重量 BoP 車両重量 エアリス径 最低地上高 給油リス 備考
ホンダNSX GT3エボ GT3-047 1260kg +70kg 1330kg None F:66mm / R:66mm 35mm
アストンマーティンAMRバンテージ GT3 GT3-051 1285kg +35kg 1320kg None F:53mm / R:53mm 35mm *5
アウディR8 LMSエボ GT3-038 1235kg +100kg 1335kg 2x 41mm F:65.5mm / R:128mm 30mm *4
ランボルギーニ・ウラカンGT3 GT3-040 1230kg +60kg 1290kg 2x 39mm F:65.5mm / R:128mm 30mm *4
レクサスRC-F GT3 GT3-046 1300kg +35kg 1335kg 2x 38mm F:90mm / R:280mm 33mm
マクラーレン720S GT3 GT3-052 1205kg +65kg 1270kg None F:60mm / R:65mm 34mm
メルセデスベンツAMG GT GT3 GT3-042 1285kg +55kg 1340kg 2x 36mm F:81mm / R:87mm 33mm Lambda Min 0.94
ニッサンGT-RニスモGT3 GT3-048 1285kg +30kg 1315kg None F:124mm / R:165mm 34mm
ニッサンGT-RニスモGT3 GT3-030 1290kg +10kg 1300kg 2x 40mm F:178mm / R:130mm 34mm
ポルシェ991 GT3-R GT3-041 1225kg +20kg 1245kg 2x 41.5mm F:72mm / R:124mm 30mm *4

*1  FIA-GT3はFIAが指定するディメンションに従った形状を有するエアリストリクターを装着しなければならない。
*2  給油リストリクターの形状は、最少内径を除いて、2019年JAF国内競技車両規則第3章第10条 10.3.2第3-2図「流量リストリクター」の形状を維持しなければならない。
*3  搭載する追加ウェイトは、国際モータースポーツ競技規則付則J項257A条第4.3項に従って搭載しなければならない。
*4  クロンテック88K SLを使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、28mmとする。
*5  クロンテック89を使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、28mmとする。

最大過給圧

スバルBRZ マクラーレン
720S GT3
アストンマーティン
AMRバンテージ
GT3
ホンダ
NSX GT3
エボ
ニッサンGT-R
ニスモGT3 2018
ニッサンGT-R
ニスモGT3 2015
エンジン回転数[rpm] 過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
4000 1.76 @0.88 1.52 @0.91 1.83 @0.88 1.94 @0.88 2.02 @0.90
4250
4500 1.73 @0.88 1.60 @0.91 1.87 @0.88 1.93 @0.88 2.00 @0.90
4750 4.11 @0.92
5000 4.04 @0.92 1.70 @0.88 1.70 @0.91 1.95 @0.88 1.90 @0.88 1.97 @0.90
5250 3.85 @0.92
5500 3.64 @0.92 1.67 @0.88 1.77 @0.91 1.97 @0.88 1.88 @0.88 1.94 @0.90
5750 3.45 @0.92
6000 3.23 @0.92 1.59 @0.88 1.79 @0.91 1.99 @0.88 1.84 @0.88 1.93 @0.90
6250 3.06 @0.92
6500 2.93 @0.92 1.54 @0.88 1.79 @0.91 2.00 @0.88 1.82 @0.88 1.91 @0.90
6750 2.85 @0.92 1.75 @0.91
6900 1.80 @0.88
>/ 7000 2.70 @0.92 1.43 @0.88 1.72 @0.91 1.99 @0.88 1.51 @0.88 1.89 @0.90
>/ 7250 2.53 @0.92
>/ 7500 2.39 @0.92 1.39 @0.88 1.96 @0.88
8000 1.32 @0.88
8100 1.10 @0.88

上記過給圧は過給圧レシオであり、GTAが公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。
チームは各イベントにおいて GTA が発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。
GTAロガーにおいて、アクセル開度>30%、エンジン回転数>3000rpm、進行方向加速度が増加もしくは保持の間の条件において、50ms以上、規定過給上限値より+15mbarを記録した場合、審査委員会に報告される。
規定過給圧に対し、線形補間を適用する。



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