チームゴウ、スーパー耐久参戦を見送り。「現時点で負担が大きい耐久レースへのシリーズ参戦は困難」

 2019年のスーパーGT GT300クラス、ピレリスーパー耐久、鈴鹿10時間耐久レースへの参戦を表明していたチームゴウモータースポーツは3月11日、2019年度のレース活動に関するプレスリリースを発表。スーパー耐久への参戦を見送ることを明らかにした。

 かつて2004年にル・マン24時間レースを制し、1996年にはマクラーレンF1 GTRでJGTC全日本GT選手権にも参戦した実績をもつチームゴウは『マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン』として国内レースへの参戦を表明。マクラーレン720S GT3を使ってGT30クラス、スーパー耐久、鈴鹿10時間の3カテゴリーを戦うとしていた。

 チームは2月中旬からマクラーレン720S GT3でテストを重ねているが、マシンのデリバリーが遅れ、マクラーレン・オートモーティブのテストカーで走行していた。

 このテストカーで走行を重ねたところ、「未解決のマイナートラブルが複数あり、現時点では、車両への負担が大きい耐久レースへのシリーズ参戦は困難と判断」せざるを得なかったという。

 また、実戦に使用する車体については、3月に入りデリバリーされたというが、パーツ供給などについて不透明な部分もあるといい、3月23~24日に迫っているスーパー耐久開幕戦までに準備が整えることが叶わなかったと、決断の背景を明かした。

 なお、GT300クラスと鈴鹿10時間については、当初の発表どおり参戦を予定しているという。



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