AUTOBACS RACING TEAM AGURI
2018 AUTOBACS SUPER GT
Rd.7 オートポリス
GT500 決勝レポート
ピックアップに苦しみ不運も重なりノーポイント
見事な秋晴れでスタートが切られた第7戦だが、ARTA NSX-GTは昨日とは打って変わって厳しいレース結果となってしまった。
スタートは伊沢拓也。ミスなくスタートを切ってトップを10周過ぎまで快走する伊沢だったが、6周を過ぎたあたりからなかなかペースが上がりづらくなってきた。ピックアップの症状が早くも8周目あたりから出始めてしまい、ペースを保つのが厳しかった。
それでも伊沢は見事なコントロールで1番手を走っていたが、12周目の1コーナーで他車に抜かれてしまう。しかし、19周目に他車がコース上で止まってしまい、19周目にセーフティーカーが導入された。これでトップとの差は縮まり、挽回のチャンスが巡ってきた。セーフティーカー運用中に伊沢は無線でチームと後半の昨年を練りながら、リスタートを待った。
このままではペースもあげられないので、早めに野尻智紀に交代する事になった。26周目にルーティンのピットインを行い、野尻にバトンタッチ。野尻は9番手でコースに復帰したが、順位を争っていた車両に前に行かれてしまった。
他の車両もルーティンのピットインを始めたので、野尻は34周目には6番手まで順位を戻した。そのまま良いペースで周回していたが、47周目のヘアピンで後方から追突されてしまう。これでポイント圏外の11番手まで順位を落としてしまう。また、この追突の影響で車両のバランスが狂い、上手くコントロール出来ないまま、最終的には12番手でチェッカーを受けた。ポールポジションから、ノーポイントという残念な結果になってしまったが、最終戦で有終の美を飾るために準備を進めていきたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「なかなか簡単には勝たせてもらえないね。ポールポジションからまさかこんな結果になるとは思わなかったし、非常に悔しいけど、最終戦に気持ちを切り替えて良い結果で今シーズンを終えられるように準備をしていきたいね」
星学文エンジニアのコメント
「ウォームアップ走行の感じからするともう少し良い結果を出せると思っていましたが、決勝で大きくバランスが変わってしまいました。どちらのスティントもなかなかペースをあげられなかったので、帰ってからきちんと分析して最終戦に向けて準備をしていきたいですね」
野尻智紀選手のコメント
「難しいレースでした。今言えることは、ペースが上がらなかった原因を分析して最終戦に繋げなくてはいけないと思っています。長いスティントを走ってタイヤや車を持たせたかったのですが、それが今回出来なかったので最終戦で挽回出来るように頑張りたいです」
伊沢拓也選手のコメント
「昨日あれだけ速かった車を勝利に導けなかったのは凄く残念です。まだチャンピオンシップの可能性がゼロになった訳ではないので、絶対に諦めずに最終戦は勝つことだけ考えて望みたいと思います」
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