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テスラ Model 3は、テスラのカーラインナップの中では入門用とも言える車種です。しかしそれでも、たとえば6月に追加されたデュアルモーターAWDのパフォーマンスバージョンは十分に高い性能を備え、スポーティな走りが誰でも楽しめるようになっています。
ただ、誰でもスポーティな走りを楽しめるクルマには高度なドライバーアシスト機能が搭載されており、これがたとえばサーキット走行などでは、逆に仇となってスムーズな走行に向かないのは、最近のスポーツカーに乗っている方々ならご存知かもしれません
YouTuberのマルケス・ブラウンリー氏は、Model 3のパフォーマンスを広い専用の敷地内で試す機会を得て、Model 3が備える実験的機能「Track Mode」を試し、その模様を公開しました。Model 3のTrack Modeは、スタビリティ制御とパワートレイン設定をトラックテスト用に設定することで利用できます。具体的にはこのモードによってトラクションコントロールやパワーステアリングなどの安全機能をオフにし、車体をドリフトさせるなど、ドライバー自身の腕でクルマを自由に操ることができるようになります。
自動車の中でも電気・電子制御技術を集積して作られたEVに、このような機能が用意されるのは比較的珍しいことです。アクセルを急激に踏めば踏み込むほどバッテリーは激しく消耗し、ガソリン車ほど長く走ることはできなくなります。
テスラはModel Sなどで、直線コースでのダッシュ性能を競うLudicrousモードを用意してはいたものの、コーナリングを含めた走りそのものを楽しめる機能をModel 3に搭載したことは、テスラがEVの走行性能全体のパフォーマンスに関心を持っていることの現れかもしれません。
テスラは現在、オープンスポーツモデルとなる2代目Roadsterを開発中ですが、今回のTrackモードはRoadsterに用意されるAugmentedモードとも、ひょっとすると関連するかもしれません。ドライバーアシスト機能をオフにするこれらのモードは、特にサーキット走行などでドライバーのテクニックを向上させるためには重要なものです。
テスラをベースとしたEVによるレースシリーズがもうすぐはじまることもあり、テスラはただEVの代名詞というだけでなく、高性能でスポーティなEVというイメージが拡大するかもしれません。
By Munenori Taniguchi
※こちらの記事は『Engadget 日本版』より許可を得て掲載したものです。
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テスラModel 3にスポーツ走行用「Track」モード。2モーターAWD版に搭載 originally appeared on Autoblog Japan on Tue, 24 Jul 2018 02:00:00 EDT. Please see our terms for use of feeds.
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