スーパーGT第4戦タイの参加条件発表。GT3勢の重量・過給圧に小変更

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、5月30日付けで第4戦タイにおける参加条件について発表した。今回はFIA-GT3規定車両の6台が第3戦鈴鹿から参加条件の変更がある。

 スーパーGTでは、GT500クラスはミッドシップレイアウトを採っているホンダNSX-GTに参加条件が設けられているほか、GT300クラスではFIA-GT3規定車両が、GTAと協力関係にあるSROモータースポーツ・グループの性能調整を採用。これに合わせてJAF-GT規定車両の参加条件が設けられている。

 6月30日〜7月1日にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで開催される第4戦に向けては、GT500、そしてGT300のJAF-GT車両(GT300マザーシャシー含む)について第3戦からの変更はなし。JAF-GT車両は同じ数値のままタイに挑む。

 なお、第3戦鈴鹿ではGT300マザーシャシーの参加条件に変更があったが、第3戦のGTA定例記者会見で坂東正明代表は「JAF-GTは空力等で自由な面があるが、性能調整でどのパフォーマンスウインドウに入るかというところを調整している。これでJAF-GTのなかでパワーウエイトレシオの均衡を図れ、現行については合っていると思う」と語っている。

 一方、SROが定めたサーキット特性に合わせた性能調整が採用されるGT3勢では、2018スペック車両のうちポルシェ911 GT3 R(GT3-041)、BMW M6 GT3(GT3-043)の2車種のBoP値に変更があり、ポルシェは5kg、BMWは10kg軽減。BMWは最大過給圧の数値も変更されている。

 2017スペックでは、レクサスRC F GT3(GT3-046)のBoP数値が10kg増え、車両重量が1325kgに。ホンダNSX GT3(GT3-047)は最大過給圧が変更された。2016スペック車では、メルセデスAMG GT3がBoP重量プラス10kg、ラムダ変更を受けたほか、ランボルギーニ・ウラカンGT3(GT3-040)はBoP重量が5kg軽減され1285kgとなっている。

 第4戦タイの参加条件数値はスーパーGT公式ホームページ(https://supergt.net/news/single/18175)でも閲覧が可能だ。



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