5月19日、鈴鹿サーキットで行われた2018年のスーパーGT第3戦予選。セッションを終えて、スーパーGT300クラスのポールポジションを獲得したK-tunes RC F GT3の新田守男と中山雄一が戦いをふり返るとともに、20日(日)に行われる決勝レースへの意気込みを明かした。
K-tunes RC F GT3
新田守男
「(4月の鈴鹿公式)テストから好調な雰囲気でした。僕のQ1ではアタックのタイミングがうまくとれないところもあったんですが、いいポジション(順位)で終われたので、雄一選手も好調ですし、ポールを狙えるのではないかと期待していました。期待通り、いや、期待以上のタイムで走ってくれましたね。素晴らしい結果になりました。1~2戦目でポイントを落としていますので、それ(挽回)を考えても、明日につながるポールだと思います」
(通算最多勝で先を行かれた高木真一(ARTA BMW M6 GT3)に並び返したい思いは?)
「気持ち的にはありますけど、僕はまだこのレクサスには長く乗っていないので、今まで自分が乗ってきたクルマとの違いを、まだ自分のなかで処理しきれていないところもあるんです。でも雄一選手がいいアドバイスをくれますし、慣れていくことに集中しているのが良かったとも思うんですよね」
「ですから、明日も冷静に、しっかり完走してポイントを(獲る)というレースをしたい。そうすれば結果はついてくるのかなと思います。一晩寝たら気持ちが変わるかもしれないですけど(笑)」
「(全体のタイム水準向上の最大要因は)風ですね。影山(正彦)監督からは(ゴルフに例えて)『直線フォローだからグリーン止まりにくいよ』と言われていました(笑)。それと、時季的に昨年までの真夏の開催より気温が低いことも影響しているのかなと思います」
「実質新しいチームで、初めてのポール。明日は気負わずに、優勝できたらいいな、ということで、自分の仕事をきっちりやって、いい結果を出せるように頑張っていきたいですね」
中山雄一
「合同テストの時からタイム的には良かったんですけど、バランス、フィーリング的には良くない部分もあったので、エンジニアと話しあってクルマ(セットアップ)をもちこみました。それが今日の路面にすごくあっていましたね。朝からバランスが良く、微調整で予選に臨めましたし、気持ち良く走れました」
「今季これまではニュル24時間レース関連のスケジュールの都合で僕は(テストなどに)参加できないこともあって、チームには迷惑をかけましたけど、このポールが獲れたことで士気も上がりますし、この先もっと頑張っていけると思います。今日、1番で帰ってくることができて本当に良かったです」
「(タイムアップ要因は)やはり風だと思います。僕も新田さんと影山(正彦)監督と同じでゴルフが好きなんですけど、僕は監督から『直線フォローなんで、1コーナーでOB(コースアウト)しないようにね』って言われてました(笑)。それぐらい強い風でしたね」
「GT300は決勝でいろんな作戦をとってくるチームがあるでしょうけど、トップからスタートできるので、僕たちは自分たちの作戦でレースを進められると思います。去年2回勝っている時のことも思い出しながら作戦を考えて、チームの力を発揮して、みんなで優勝を勝ち取りたいと思います」
from スーパーGT:中山雄一「影山監督からは『1コーナーでOBしないように』と言われた」/GT300ポール会見
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