ARTA Project
第3戦 鈴鹿サーキット
ARTA BMW M6 GT3 GT300予選レポート
相性の悪い鈴鹿で渾身のアタックをするもQ2に届かず
相性の良い富士をポールトゥウィンで終えたARTA BMW M6 GT3だが、ハンディウェイトが52kgになった事に加え、ここ鈴鹿ではBMWにとってBOPが不利な条件だ。毎年ここ鈴鹿では苦戦していて、ミスターパーフェクトの高木真一を持ってしても予選上位に進出するのが難しいほどだ。しかし、チームは1点でも多くポイントを獲得すべく、この鈴鹿に乗り込んだ。
午前のセッションはタイヤのチョイスとパフォーマンス向上の為のセットアップを進めた。バランスは良さそうだが、Q1を突破するにはもう少しタイムアップが必要だ。
高木はQ1突破を懸けてアタックに入っていった。自身が「寿命が5年縮んだ」というように、高速コーナーでは飛び出してもおかしくないスピードで駆け抜けて行った。午前のタイムは大幅に削ったものの、20番手で悔しくもQ1突破はならなかった。
決勝のセットアップでの走行は悪く無さそうなので、明日はポイント獲得を目指して戦いたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「毎年この鈴鹿はBMWにとっては厳しいけど、チームもドライバーも最高のパフォーマンスを示してくれたね。順位は良くないけど、我々にとっては良い仕事が出来たと思っている。明日は何とかポイントを獲りたいね」
安藤博之エンジニアのコメント
「2016-17年と、ここ鈴鹿では苦戦していますが、富士で高速コーナーでの良いセットアップが見つかったので、それが良い方向に出ると思っていましたが、トータルで見ると他車に対してアドバンテージを築く事が出来ませんでした。昨年より進化はしているんですけど、他車の伸びしろの方が大きかったのかも知れません。しかし、昨年の2ndスティントは良かったですし、レースのセットも悪く無さそうなので、明日はポイントを獲得出来るようにしたいですね」
高木真一選手のコメント
「ベストを尽くしました。セットアップはだいぶ良くて、今までに無いくらい良い状態だと思います。コーナリングスピードもJAF-GTに対抗出来るほどパフォーマンスが上がってきていると感じています。タイム自体は理想的なタイムが出ました、やはりこのM6は鈴鹿との相性の良くないところが少し出ちゃったのかな?と思いました。決勝の見通しは良いと思っているので、ポイントを獲れるように準備したいです」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「予選は走れなかったけど、決勝でのタイヤのマッチングは良さそうなので、何とかポイントを獲得出来るように走りたいです」
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