F1アゼルバイジャンGP FP2:初日最速はリカルド、トップ10圏外のベッテルは余裕の表情

 現地時間の午後5時からスタートしたアゼルバイジャンGPの2回目フリー走行。1回目のフリー走行後から上空は雲に覆われ、気温は19℃、路面温度も31℃と下がり、涼しいコンディションとなっている。
 
 フリー走行1回目でクラッシュしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と、ブレーキに問題を抱えていたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)以外の18台がセットアップの確認のために続々とコースイン。タイムアタックに入る前にマシンのフィーリングを確認する。

 開始から15分が経過したところで、レッドブルのダニエル・リカルドがトップタイムをマーク。直後の20分にフェルスタッペンのマシンの修復作業が終了。

 スーパーソフトを履いてコースインする。しかし、フェルスタッペンはセクター1の直角コーナーでブレーキをロックさせてコースオフ。幸い、今回はクラッシュを免れ、すぐにコースに復帰した。

 その後、ギヤボックスの油圧に問題が発生したマーカス・エリクソン(ザウバー)がピットイン。ピットインしたエリクソンは一旦マシンを降り、修復するまでホスピタリティハウスで待機する。

 その後、メルセデス勢2人が軟らかいタイヤに履き替えてタイムアタックを行うが、リカルドの1分42秒795に及ばない。その後、トップタイムに最も肉薄したのが、40分すぎにアタックに出たキミ・ライコネン(フェラーリ)。1分42秒台に入れ、リカルドから0.069秒差の2位で初日を終えた。

 タイトル争いの上位陣でただひとりトップ10に入ることができなかったのが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。

 しかし、セッション後のベッテルは「まだ金曜日、いろいろとセットアップをいろいろ試していた。マシンの状態はそんなに悪くないよ」と余裕の表情だった。

 開始から40分すぎにコースインしたヒュルケンベルグ。時間がない中で、10番手のタイムをマークするも、チームメイトからコンマ2秒遅れており、まだマシンに納得していないようだ。

 フリー走行2回目でトップ3チーム以外の中団グループのトップに立ったのがフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だった。逆にフリー走行1回目からポジションを下げたのがトロロッソ・ホンダ。ピエール・ガスリーが15位、ブレンドン・ハートレーは18位に終わった。



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