Filed under: BMW, 試乗記, セダン/サルーン, ディーゼル, ニューモデル, ドイツ
7年振りにフルモデルチェンジを受けた新型BMW5シリーズが、日本で発売を開始する。世界で800万台を生産してきたBMWのヒット作であり、世界を代表するミドルセダンとして成功を収めてきた5シリーズであるがゆえに、BMWのこのモデルに対する意気込みも強いように感じた。
最初に印象深かったのは、車格感があきらかに増していることだ。7代目となる新型は先代に比較して、全長で36mmも延長されているのだ。全幅も6mm広い。
だが、全高はわずか2mm高くなっただけ。それでも、試乗会場に並ぶモデルをパッと眺めただけで、強く迫ってくるほどの押し出しを感じたのである。一瞬「7シリーズか⁉」錯覚したほどである。
それでも、徹底した軽量化が計られているから、重量増はない。というより、アルミ合金や高張力鋼板はもちろんのこと、マグネシウム合金を積極的に取り入れることで、先代比で80kgもの軽量化を果たしているというのだから驚きである。ハンドリングや動力性能に与える影響は少なくないわけで、BMWらしい「駆け抜ける歓び」はさらに磨かれているのだろうと期待に胸を膨らませた。
ただし、新型のウリはそれではないようだった。意外なことに、試乗会場は横浜ベイサイドエリアを中心にしたステージ。BMW流の爽快な走り味を堪能するには、高速走行が可能なハイウエイやワインディングが相応しい。であるのになぜか湾岸高速道路でのお披露目だった。
その理由は、試乗会が進むにつれて判明してくる。そう、小洒落たカフェで行われたプレゼンテーションでも、動力性能や操縦性自慢へのプレゼンテーションはほんのわずかだった。走りの基本性能のアピールもそこそこに、搭載される運転支援システムの紹介に終始したのである。
そう、山坂道を駆け回るよりも、交通が穏やかに流れる湾岸高速を選んだのは、運転支援シスム を試すには都合のいいステージだったのである。であるからここでは主に、運転支援システムを味わった感想をお伝えすることにする。
Continue reading 【試乗記】BMW 523d、ステアリングを握れば「駆け抜ける歓び」を堪能でき、搭載されている運転支援システムも感動的:木下隆之
【試乗記】BMW 523d、ステアリングを握れば「駆け抜ける歓び」を堪能でき、搭載されている運転支援システムも感動的:木下隆之 originally appeared on Autoblog Japan on Fri, 31 Mar 2017 04:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
Permalink | Email this | Commentsfrom Autoblog Japan http://ift.tt/2nCtplo
コメント
コメントを投稿