出光興産株式会社は6月19日、2020年7月からコーポレートブランドを刷新すると発表した。2019年4月に出光昭和シェルとして、統合新社が誕生して以来の一連の経営統合プロセスに目処をつけたことを契機とする。
出光興産と昭和シェル石油は、2015年に経営統合に向けた協議を開始し、2019年4月に出光昭和シェルとして新たなスタートを切った。今回、その経営統合のプロセスの目途がついたとして、新たなコーポレートブランド、そして一体感をもった新たなSSブランドを展開していくことになった。
コーポレートブランド、SSブランド共通で用いるアイコンは、“人が中心の経営”を標榜する出光昭和シェルとして人を象徴するものであること、ブランド資産を継承するものであることを基本に、“新しさ”、“エネルギッシュ”、“カッコよさ”、“洗練”といった要素を加味して開発された。
モチーフとなったのは、ギリシャ・ローマ神話に登場する太陽神アポロで、コーポレートブランドはアポロと、新たに小文字に変更された『idemitsu』の文字で構成される。また、SSブランドはアポロアイコンと『apollo station(アポロステーション)』とそれぞれ組み合わせて表記されることになった。
新たな名称となるアポロステーションは、既存の出光、シェルの両ブランドのカードの相互乗り入れが可能となり、さらなるお客様の利便性の向上に努めていくとしている。また軽油など燃料油の供給や車関連サービスの提供にとどまらず、地域の人々の移動と暮らしを支えるサービスステーションという未来像を見据えていく。
出光昭和シェルは、これまで出光ブランドではMotoGP世界選手権に参戦するLCR Honda IDEMITSU MotoGPやIDEMITSU Honda Team Asia Moto2、Moto3などをサポートするほか、ダカールラリーに参戦する日野チームスガワラ、スーパーGT GT300クラスに参戦するModulo Drago CORSEをサポートしているほか、トライアル大会をサポートし、モータースポーツ振興に努めている。今後、これらのマシンでも新たなロゴが観られるようになるかもしれない。
from 出光興産が7月からコーポレートブランドを刷新。SSも『アポロステーション』に統一へ
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