スーパーGT:TOYOTA GAZOO Racing、GRスープラでのGT500参戦体制を発表。6チームの陣容が明らかに

 TOYOTA GAZOO Racingは2月7日、2020年のモータースポーツ活動計画について発表した。スーパーGT GT500クラスでは、2020年から採用されるトヨタGRスープラが6台参戦することになった。チーム体制の変更に加え、新たにふたりのGT500ルーキードライバーが参戦する。

 2019年に大嶋和也/山下健太組がチャンピオンを獲得し、2020年は新たに導入されるクラス1規定に準拠したトヨタGRスープラで参戦するトヨタ勢。2019年までのレクサスでの参戦から、新たに『TOYOTA GAZOO Racing』としてTRDを通じ6チーム・6台に支援が行われる。

 チーム体制は、全チームが『TGR TEAM〜』という名称となるが、新たにカーナンバー『14』をつけるTGR TEAM WAKO’S ROOKIEが参戦することになり、新たに大嶋と坪井翔が加入する。38号車TGR TEAM ZENT CERUMOは立川祐路/石浦宏明という開発も務めるふたりが残留した。

 一方、今季はふたりのルーキードライバーがGT500フル参戦デビューを果たすことになった。坪井が移籍した19号車TGR TEAM WedsSport BANDOHには、2019年もスポットでGT500ドライブを果たした宮田莉朋が加入。国本雄資とコンビを組む。また、36号車TGR TEAM au TOM’Sには、WECとスケジュールがバッティングする中嶋一貴に代わり、2019年の全日本F3選手権王者のサッシャ・フェネストラズが加入。スーパーフォーミュラとともに、トヨタ陣営に入ることになった。

 同じく今季も36号車と2台体制となる37号車TGR TEAM KeePer TOM’Sは、平川亮とニック・キャシディの2017年チャンピオンコンビが継続。また、39号車TGR TEAM SARDもヘイキ・コバライネンと中山雄一のコンビを継続して参戦することになった。

 ふたりのルーキーが参戦、チーム体制も変更されたとは言え、新車を導入する年だけにどちらかといえば体制堅持が多い印象のトヨタ勢。オフのテストでは順調なところをみせているだけに、GRスープラデビューイヤーでのチャンピオン獲得を狙っている。

TOYOTA GAZOO Racing
2020 GRスープラ使用チーム参戦体制

No Team Car Name Driver Tyre
14 TGR TEAM WAKO’S ROOKIE WAKO’S 4CR GR Supra 大嶋和也/坪井翔 BS
19 TGR TEAM WedsSport BANDOH WedsSport ADVAN GR Supra 国本雄資/宮田莉朋 YH
36 TGR TEAM au TOM’S au TOM’S GR Supra 関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ BS
37 TGR TEAM KeePer TOM’S KeePer TOM’S GR Supra 平川亮/ニック・キャシディ BS
38 TGR TEAM ZENT CERUMO ZENT GR Supra 立川祐路/石浦宏明 BS
39 TGR TEAM SARD DENSO KOBELCO SARD GR Supra ヘイキ・コバライネン/中山雄一 BS
GT500クラスに参戦することになったサッシャ・フェネストラズ(右)。関口雄飛とセパンテストでマシンをシェアした。
GT500クラスに参戦することになったサッシャ・フェネストラズ(右)。関口雄飛とセパンテストでマシンをシェアした。
TGR TEAM WedsSport BANDOHとTGR TEAM au TOM’SのGRスープラ


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