スーパーGT GT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & Team UKYOは12月21日、秋葉原Coギャラリーで行われたファン向けイベント『2019年個人スポンサー忘年会』のなかで、2020年の参戦体制を発表した。谷口信輝/片岡龍也のコンビに変更はないが、新たにメルセデスAMG GT3の2020年モデルを投入する。
2011年に悲願の初チャンピオンを獲得し、2014年、2017年とGT300クラスのタイトルを獲得したGOODSMILE RACING & Team UKYO。そして迎える2020年は、チームにとってジンクスと言える『3年周期チャンピオン』の年。2019年もタイトルを争いながら惜しくも届かなかったが、今季は気持ちを新たに王座を目指し、GT300チームの先陣を切って体制が発表された。
12月21日に、多くの個人スポンサーたちが秋葉原に集まった前でスタートした『個人スポンサー忘年会』では、2019年を振り返った後、2020年に向けてのトークがスタート。「我々にはサイクルがあるじゃないですか。片山右京監督が東京オリンピックで忙しいので言い訳にしようと思いましたが(笑)、来年の参戦を逃すわけにはいかない」と安藝貴範代表から参戦が表明された。
そんな2020年に向けたチーム体制は、安藝貴範代表、片山右京監督という体制は維持。またドライバーも谷口と片岡というゴールデンコンビ、そしてタイヤはヨコハマと変更はない。使用するマシンもメルセデスAMG GT3と変わらないが、大きなアップデートが加えられている2020年モデルとなる。
「やはり2019年は悔しさが募りますね。クルマも壊れましたし(苦笑)。2020年は新しいクルマも入り、どのくらいの戦闘力かは分かりませんが、メルセデスAMGはGT3の中心を背負う存在です。新しい武器を手に入れて、流れのいい年にスタートダッシュを決めたいと思っています」と安藝代表。
一方ファンにとってもうひとつ気になるのは、2020年のチームのシンボルとなる『初音ミク レーシングVer.(通称:レーシングミク 2020Ver.)。今年は『マジカルミライ2016』の初音ミクデザインで人気を博した、LEN[A-7](レナ)さんが担当する。プロジェクト全体のアートディレクションはキャラクターデザイナーであり、2014年から初音ミクGTプロジェクトのアートディレクションを手掛けるコヤマシゲトさんが引き続き担当する。
そして、マシンカラーリングは2020年1月10日から開催される東京オートサロン2020で初公開、レーシングミクサポーターズ2020は2月9日開催のワンダーフェスティバル2020[冬]の会場で発表される。また、8月に行われる鈴鹿10時間にも3回目の挑戦をすることが安藝代表から明らかにされ、第3ドライバーとして小林可夢偉が起用されることも発表された。
2012年からコンビを組み続ける谷口と片岡は今年が8年目。王座返り咲きを目指し新たなメルセデスとともに戦うことになる。
GOODSMILE RACING & Team UKYO
2020年参戦体制
エントラント名:GOODSMILE RACING & Team UKYO
エントラント代表:安藝貴範(株式会社グッドスマイルカンパニー代表取締役社長)
監督:片山右京(Team UKYO 代表)
ドライバー:谷口信輝/片岡龍也
メンテナンスガレージ:RSファイン(代表:河野高男)
アートディレクター:コヤマシゲト
イラストレーター:LEN[A-7]
ゼッケン:4
車両名:グッドスマイル 初音ミク AMG
参戦車両:メルセデスAMG GT3(2020年型)
タイヤ:ヨコハマ
from スーパーGT:GOODSMILE RACING & Team UKYOが20年体制発表。谷口&片岡コンビ継続、メルセデス新車を投入
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