F1日本グランプリサポートのFIA-F4鈴鹿ラウンド特別戦が台風19号の接近により中止に

 10月12〜13日に、F1日本グランプリのサポートレースとして開催が予定されていたFIA-F4 鈴鹿ラウンド特別戦が、台風19号の接近による天候悪化の懸念にともない、全走行の中止が決定された。

 2015年に誕生したFIA-F4ジャパニーズ・チャンピオンシップは、若手の登竜門としてスーパーGTの併催レースとして開催されており、これまで坪井翔や牧野任祐、宮田莉朋や阪口晴南、笹原右京や角田裕毅らのドライバーを輩出。今季は佐藤蓮がチャンピオンを決めていた。

 そんなFIA-F4は、今季初めてのスーパーGT以外のイベントでの開催として、F1日本グランプリでのサポートレースとして『FIA-F4 鈴鹿ラウンド特別戦』の開催が予定されていた。若手ドライバーたちにとっては、憧れのF1関係者の前で戦うことができるチャンスとなるイベントだった。

 しかし、台風19号の接近にともない、イベントの主催者である鈴鹿サーキットは、「FIA-F4を含めたイベント全体のタイムテーブルにつきましてFIA、フォーミュラワン、JAFと協議を続けておりましたが、台風によるサポートレースパドックのコンディションへの影響や、タイムスケジュール変更の可能性があるなかで、フォーミュラワンタイムスケジュールを優先するため、FIA-F4につきましてはすべての走行を中止することを決定いたしました」と10月10日11時に、FIA-F4のエントラント向けに公式通知No.3としてアナウンスを行った。

 F1というビッグイベントのサポートレース、そして台風接近というやむを得ない事情ながら、FIA-F4を戦う若手にとっては悔しいところだろう。F1日本グランプリ、またもうひとつのサポートレースであるポルシェカレラカップ・ジャパンのスケジュールについては、今後アナウンスがあると思われる。



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