5月26日に行われた2019年のスーパーGT第3戦鈴鹿の決勝レース。スーパーGT GT500クラスでポール・トゥ・ウインを飾ったau TOM’S LC500の中嶋一貴と関口雄飛が優勝の喜びを語った。
au TOM’S LC500
中嶋一貴
「無事に終わってホッとしている気持ちが強いです。(レース)前半から飛ばしてギャップを作りたいなと思っていたので、スタートから飛ばしました」
「後ろの37号車(KeePer TOM’S LC500)と6号車(WAKO’S 4CR LC500)もペース的にはあまり変わらず、なかなか離れてくれませんでしたが、トラフィックを抜けるたびに2秒前後のギャップで推移していたのである程度安心していました」
「(レース)後半のためにできるだけギャップを作りたいと思っていたらセーフティカーが入ってしまい、その点は残念でした。でも、セーフティカー明けのピットストップも、すごく良いタイミングで判断してもらえたと思いますし、作業もミスなく送り出してもらえたので良かったです」
「そのあと(関口)雄飛に代わってから、(au LC500やWAKO’S LC500に詰め寄られ)最初少しヒヤヒヤする場面があったように見えたかもしれませんが、雄飛なら絶対に抜かせないで帰ってくると思ってましたし、最後はぶっちぎって帰ってきてくれました」
「こんなに完璧なレースはなかなかできないと思うので、完璧に終わってよかったです」
関口雄飛
「(中嶋)一貴選手が1周目の1コーナーへすごい勢いで飛び込んでいって、1周目終わりに1.5秒くらい差を広げてくれて、それがうれしかった。そこから毎周1秒以上離れるかなと思ったら流れが止まったんですけど(笑)」
「結局、セーフティカーが入ってしまいギャップがなくなってしまいましたが、セーフティカー明けもしっかり走ってくれて、あとは自分の走り次第という状況でした」
「チームも非常に良いタイミングでピットに入れてくれましたし、自分自身のアウトラップも過去にないくらい最高の1周でした。序盤は少しだけ後ろの大嶋(和也)選手(WAKO’S 4CR LC500)の方がペースが速く、ここで逃げても逃げきれないなという感じだったので、タイヤを温存しました」
「GT300クラスのめぐり合わせが毎回本当に悪く、自分でもわかっていたので、無理にプッシュしませんでした。GT500クラス(のクルマ)はダウンフォース(ありき)で走っているところがあるので、(他車と)1秒圏内に入ると自分のペースで走れなくなったり、タイヤが消耗したりします」
「自分自身、(同じ状況を)去年の(第4戦)タイで経験していて。小学生の時、『人にやられて嫌なことは絶対にやるな』と親に言われたんですけど(笑)、レースだから自分がやられて嫌なことをやってやろうと思って、少しペースを落として走ってみたら、案の定(自分の有利なほうへ)タイミングが合いました」
「そのあと、GT300クラスが一回うまくハマった時があり、後ろと1秒くらい離れたので、そこからは全開でプッシュして差を広げ、あとは余裕がありましたね。個人的にも、速さと組み立てができた最高のレースができましたし、成長も感じられたので満足しています」
from au TOM’Sの関口雄飛「レースだから人にやられて嫌なことをやってやろうと思った」/GT500優勝会見
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