スーパーGT:第4戦タイ開幕。公式練習はCRAFTSPORTS GT-Rがトップ、GT300はタイチームが6番手

 2018年のスーパーGTは6月30日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで第4戦の公式練習が行われ、スーパーGT500クラスはCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがトップタイムをマークした。スーパーGT300クラスはシンティアム・アップル・ロータスがトップにつけている。

 5月19~20日に開催された第3戦鈴鹿から1カ月のインターバルを経て迎えた第4戦は、今年もシリーズ唯一の海外戦となるタイラウンド。舞台はブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットだ。

 公式練習は定刻の現地10時にスタート。まずは各チームとも一斉にコースインしマシン、コースの感触を確かめていく。セッション序盤はクラッシュなどもなく、スタートから30分が経過した時点で、GT500はWAKO’S 4CR LC500がトップ、GT300はARTA BMW M6 GT3がトップにつける。

 その後は時おりコースオフする車両などはあったものの、赤旗などが出ることはなくセッションは順調に推移。セッション残り50分というタイミングでは、MOTUL MUGEN NSX-GTが従来のレコードタイム、1分24秒304を約0.7秒更新する1分23秒654で暫定トップにつけている。

 GT300はGAINER TANAX GT-Rが唯一1分32秒台に入る1分32秒936でクラストップ。2番手にHitotsuyama Audi R8 LMS、3番手にHOPPY 86 MCと続いていたが、その後にワイルドカード参戦の地元チームが走らせるest cola by AAS Motorsportが1分32秒903を記録してクラストップとなった。

 また、GT300はセッション残り30分を切ろうかという現地11時14分ごろ、加藤寛規がドライブするシンティアム・アップル・ロータスが1分32秒475のベストタイムでGT300最速タイムをマーク。ワイルドカードのベントレー・コンチネンタルGT3からトップの座を奪っている。

 その後も赤旗などは掲示されないまま、時刻は現地11時25分を迎え、各クラスの専有走行時間に。まずはGT300が10分間の専有走行を迎えた。ここではHOPPY 86 MCやSYNTIUM LMcorsa RC F GT3がGAINER GT-Rなどが自己ベストを更新するものの、トップには届かず。依然としてロータスがGT300のトップを守り続ける。

 結局、10分間の専有走行でロータスのタイムを上回るチームは現れず。GT300はロータスが最速、2番手にLEON AMG、3番手にSYNTIUM RC Fと続く形に。地元タイチームのベントレーはクラス6番手だ。

 現地11時35分から、今度はGT500の専有走行に突入。こちらはGT300とは一転、目まぐるしくタイムシートのトップが入れ替わる展開となった。まずはau TOM’S LC500がMUGEN NSXのタイムを更新すると、直後にARTA NSX-GT、さらにCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがトップタイムを塗り替えていく。

 その後はトップタイムを更新するマシンはなく、CRAFTSPORTS GT-Rがトップでセッションは終了。2番手にARTA NSX、3番手にau LC500が入り、3メーカーがトップ3を分け合う形となった。

 ポールポジションを争うノックアウト方式の公式予選はこのあと現地15時、日本時間17時からスタート予定。現地13時ごろからスコールの予報も出ており、公式練習とは大きくコンディションが変化している可能性もありそうだ。



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